本日(4/14)、シカゴ大学は珍しく症例がありませんでした。

太田先生もBlogを更新してましたね。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33059830/

Incidence, Characteristics, Predictors, and Outcomes of Surgical Explantation After Transcatheter Aortic Valve Replacement

J Am Coll Cardiol

 

TAVR後に、開心術でのexplantを要したcasesのstudy

STS databaseからの論文。

 

2012-2017年に132633例のTAVRが施行されていたようです。

227例(0.2 %)がexplantされていると。

meanのexplantまでの時間は212 daysと、70 %が1年以内にやってる。

30日以内は8.8 %、6M以内は46.3 %。

indicationは80%がSVD、endocarditisは20 %。

30 dayのmortalityは13.2 %、1Yで22.9 %、結構亡くなってる。

explantの手術としてはmechanical 20.7%、bioが79.3 %。

Rootまで代えてるか等の記載は無し。

24 %はCABG後、re-doですね。

あと、2012-2015:0.28%と2015-2017:0.14 %でTAVRの時期をわけると、少し最近の方が成績が良い。

有意差は無いけど。

下の図がこの論文のまとめですかね。

 

Incidence, Characteristics, Predictors, and Outcomes of Surgical  Explantation After Transcatheter Aortic Valve Replacement | Journal of the  American College of Cardiology

 

気になる点として、

SVDが8割位、しかも7割が1年以内にexplant。

まぁ、全体の0.2%ですしね。

しかも最近は成績が良くなってる。

SVDだったらvalve in valveでいけるんでは?とも思いますが。

 

あとは、explantの成績が悪いですね。

単純な弁置換でいけないケースが多いのかな。

LVOT裂けたりね。

explant後のsurvivalに関する因子はCKDだったようです。

 

若い人へのTAVRは気になりますね。

 

外科医としては、primary incisionのAVRだけどTAVR2回やってますみたいなcaseが増えるのでしょうかね。

 

April 14, 2021

AN