4月だというのに昨日、シカゴでは雪が降りました。

この寒さは未だに慣れませんね。

 

結局3月は1本の論文も投稿できませんでした。(ブログにね)

心臓血管外科学会、アジア心臓血管外科学会と参加しましたが、リモート参加は辛いですね。

時差が辛くて自分のセッション以外は参加できませんね。

 

で、今回はIABPの話です。

そういや誰が発明したんだ?とね。

 

まぁ、最近、心臓血管外科歴史研究所となってますがね。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26042476/

The intra-aortic balloon pump: an early chapter in translational medicine

Artif Organs. 2015 Jun;39(6):457-72.

 

Adrian Kantrowitzという方の発明だそうです。

下の写真。

下のがpatent、1968年に雑誌で発表してる。

Counterpulsationといって、拡張期に冠動脈に血流が流れるので、

何とか拡張期にポンプで血流送ろうとかいろいろやったみたいです。

 

拡張期に大動脈でバルーンを膨らませて冠血流をアップさせる話は下の論文で出ています。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14476645/

Diastolic balloon pumping (with carbon dioxide) in the aorta–a mechanical assistance to the failing circulation

Am heart J. 1962 May;63:669-75.

 

ガスはCO2を使用してたんですね。

昔、心臓血管外科専門医の過去問でありましたね。答えはヘリウムガスだったかな。

下のがまとめです。

 

で、Kantrowitz という方は日本にも来ていて、ネットで若かりし頃の某教授の若かりし頃の写真が見れます。

 

April 9, 2022

AN