三日坊主になりかけました。

type AとOHTxが続いたと言い訳させて下さい。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33011168/

Durability and Performance of 2298 Trifecta Aortic Valve Prostheses: A Propensity-Matched Analysis

 

Cleveland clinicのArticle、TrifectaとEdwardsの成績をpropensity matchedで比較してる。

先日、Dr. Oとした手術もTrifectaのexplantでした。

正直、いい印象無い。

EmoryではMM conferenceで話題になってた。確か返却してたな。

 

このpaperでは、Trifecta 2300例とpropensity matchedさせたEdwards 2300例を比較。

単独AVRだけではなく、combined case、re-do case等も含まれている。

 

operative procedure、peri-operative outcomesに関しては、差はなし。

hospital mortalityは1.2 %、permanent strokeは1.4 %。

 

興味深いのは、術後のmean gradientなんかは、Trifectaの方が初めは良好なんですね。

まぁ、Trifectaは外巻き構造なのでね。その影響で、やっぱりLV mass Indexも良い。

しかし、時間が経過するごとに悪くなってくる。

数年後にはEdwardsと同等。

 

経過中のsevere AIに関してはTrifectaの方が最初から悪い。

 

問題のAortic Valve関連のre-operationは有意差が出て、Trifectaの方が悪い。

5年の成績で、Trifecta: 4.1%、Edwards: 1.3%のexplant。

re-opeの理由はこのstudyではcarcificationによるstenosisが多かったらしい。

結構、cusp tear/AIの印象があるのですが。

 

このstudyでは、valve-in-valveにいったcaseがどうなのかは分かりませんが。

あと、TTEでのfollow upはあんまりやってない感じ。

 

ただ、Trifectaの成績が劣るということにななりそうです。

 

March 6, 2021

AN