またまた、久しぶりの投稿です。

 

冨樫義博先生の『ハンターハンター』の様にならないようにしなければ。

Emoryにいたとき、4ヶ月毎に1週間のvacationが取れたのですが、私は毎回日本帰国してました。

漫画喫茶(お気に入りの快活クラブ)に行ってその間に発行された漫画を読むのが恒例だったのですが、

『ハンターハンター』に関しては、、、中々単行本が発売されず、という状況でした。

 

さて、本日は、

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31665277/

Surgical ablation for atrial fibrillation during isolated coronary artery bypass surgery

 

ポーランドのdatabaseからのstudy。

単独CABGのPtで、pre-opeにAfibの場合、ablation追加した群と、そうでない群との比較。

2006-2018年のdataのretrospectiveな比較。propensity score matchもしてる。

 

文章で書くのが面倒なため、copy and pasteさせていただきました。

mean f/uは4.7y。大体、全CABG +AFのうち、306例、4.4 %がablation追加していたようです。

CABGのみは 7533例。

PSマッチ前のdataでは、CABG+ablation群の方が、若め、LVEFに関しては差なし。

Euro Scoreは低めだが有意差なし。

緊急手術、IABP付き、Left MainなんかはCABGのみの群で多かったようです。

術後earlyのoutcomeは、PSマッチ後で、30-day deathとmulti-organ failureでCABG+ablationの群が良好という結果。

(有意差あり)

術後longのoutcomeは、PSマッチ前も後もCABG+ablationの群の方が良好なsurvivalでした。(下図、有意差あり)

 

CABGの時にAfibだったら、ablation追加したほうが良いという結果ですが、

このStudyはいろいろ細かいところが書いてないんですね。

術前のLA diameter、ablationの詳細、Afib歴とかね。

MRの程度も書いてない。operative indicationなしなんでしょうが。

あとは、術後のSRがどれくらいに維持されてるかとかね。

実際、KROKというポーランドのdatabaseからのStudyなので、細かいところは分からないのでしょうが。

 

その辺が、実際にCABGでablation追加されているのが実際には4.4 %であるというところでしょぅか?

若めの、Afib歴朝めの人にやってる可能性は否定できませんね。

PSマッチしてるけど。

事実、CABG単独でAfibの患者さんに対するablationはguidelineではIBだそうです。

 

患者さんの状況で、ablation追加したほうが良いということかと思います。

 

April 11, 2021

AN