Nicks、Manouguianときたので、Konno手術、別名Anterior aortoventriculoplastyです。

日本、女子医大から、1975年の報告です。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/127094/

A new method for prosthetic valve replacement in congenital aortic stenosis associated with hypoplasia of the aortic valve ring

J Thorac Cardiovasc Surg

 

PubmedからはDirectにPDFをGetできませんが、

JTCSのHPからいくとオリジナルのPDFファイルをGetできます。

 

詳しい術式は下の論文の方が解りやすいかもしれません。

https://doi.org/10.1053/j.optechstcvs.2016.02.005

 

以下、オリジナルのPaperから、

 

・大動脈を長軸方向に切開する。RVOTも切開。

 

・RCAの起始部のLR commissureのあたりで大動脈弁輪に切り込んでSeptumにも切り込む。

・AVRして2つのパッチで閉鎖する。

 

オリジナルは2例の症例報告です。

1例目は3Mのinfant、AS/AI/VSD/PDA/PFOの診断、VSD closureとAVR施行してる。

残念ながら人工心肺後の肺機能低下でPOD#2に亡くなってる。

2例目は23歳のF、もともと心雑音を指摘されていたようです。

20歳くらいから息切れがするようになり、ASと診断されたようです。

術後は問題なく経過し、退院されたようです。

 

今野先生は1969年より犬の動物実験でこの術式を施行していたようです。

NicksやManouguanよりも大きなvalveが入る印象があります。

世界に誇れる術式ですね。

 

慶應義塾大学の先輩である相馬先生も同様の手術を日本の雑誌に投稿していたようです。

今野先生のオリジナルのAddendum/Referenceに載ってました。

 

Feb 2, 2022

AN