さて表題の通り今回は医学生の過ごし方、しかも帰国子女じゃなくてもOKてちょっと興味そそりますよね笑 写真は9年前のUCLA留学時

ただ決してこれが正解なんて言うつもりはありません。ただ参考までに自分はこうしてたよってのと、振り返って思う個人的な戦略分析を書いておきます。まだUSMLEのさわりだけです。

 

まず医学生の時の自分のスペック分析

・慈恵医大2011年卒 ・部活はバレーボール部(大体週4回)、5年の夏の東医体で引退 ・バイトは家庭教師とカフェ ・学生生活は多分にエンジョイしてた:1年生から5年生まで文化祭実行委委員(5年時実行委員長)・6年生謝恩会委員長 ・6年生時:部活引退後も週1バレーインカレサークル、ボイトレ ・4年生くらいまで特段成績良いわけでもなし:3年生は64位/100人だったかな 

こっから割とプラスなこと

・1年生くらいからちょこちょこ英会話・5年〜6年生から勉強やる気出す:卒業試験やら模試の結果振り返ると大体10位くらい ・6年生時5月に UCLAでClinical Clerkship ・留学行く前結構英会話頑張る(週3)・6年生6-8月はマッチングがあったので本気で勉強する(日赤医療センター外科コースマッチ)・卒業試験10月でpassして国試まで余裕ありそうだったから国際交流パーティに行きまくって外国人の友達たくさん作る(この時にとりあえず英語で生活出来るるくらいは喋れたと思います)➡︎何気に最後のが大事で 実は留学に大事なスキルで英会話が一番律速段階です。USMLEの2CSにも大事だし、USMLEstep1&2CK&3は本気でやれば言うほど勉強時間かかりませんが英会話は絶対!早めにやりましょう!Step2CSの練習の時はnativeの友達がSkypeで患者役やってくれて本当に助かりました。

 

さて本題 細かい留学情報は本やらネットに結構あるので情報整理して良い(と思われる)戦略を書いておきます。

まず自分が①レジデント(Residency)から始めるのか ②フェロー(Fellowship)からやりたいのかで大きく戦略が変わります!

 

①の場合みなさんご存知の通りUSMLEめっちゃ点数取らないとダメです!これは経験者の先生に聞くのが一番だけどstep1とかは外国人(IMG)だと最低でも250点?くらいは必要なんじゃないかと思います。欲言えば260点以上(心臓外科になる胸部外科レジデントの場合)と言うのもレジデンシーは機械的なマッチングで、アメリカ人受験者はほぼ医学生なのでUSMLEの点数くらいしか判断材料がないわけです。だから点数でめっちゃ足切りされる。他の要素はプログラム責任者にコネがあるかと、卒業年度が早いか!これ大事つまり”日本で後期研修終わってからいこ〜”とか言ってると卒後5-6年目(PGY6)て扱われちゃうので不利になるわけです。なのでオススメは遅くとも医学部卒業までにStep1&step2ckをいい点でPassで初期研修2年やりながら2CSもPassして研修終わったら即マッチングがオススメです。ただそれ以降の学年になっても不可能というわけではなく実際そこからAttending Surgeon(スタッフサージャン)になっている先生もいるので是非チャレンジしてください!

レジデントからやるメリットはアメリカのSystematicな研修で基礎から作れ、見事心臓外科の道が開けるとレジデントのうちにやらせてもらえる手術の種類や数が決まっているので一人前の外科医になるのがかなり保証されています。しかもアメリカで専門医が取得できるのでAttendingのポジションがゲットしやすい!

最高ですね!

 

えっじゃあ僕はなんで②のコースなんですかっていうと

そんなにUSMLE点数取るの無理じゃね!って思いました。僕のスペックじゃ笑 結局USMLEstep1&step2ckどっちもアメリカ人の平均点よりちょい下でこんな点数じゃアメリカ人であったとしても心臓外科志望者は高得点とらないとダメなので夢のまた夢です。ということで日本である程度(心臓血管外科専門医取るくらい)やって基礎を身につけてからフェローになるプランを選びました。

このプラン②の場合で大事なことを下に箇条書きします。

 

・アメリカの胸部外科レジデント(心臓外科の登竜門ね)は競争率高いけど、フェローポジションは結構空きがある(小児は少ないですが…)

・フェローからだとUSMLEの点数はほぼ関係なし(就活にも影響しませんでした。)ただなるべく一発で合格した方が良い。

・Step3まで取得することをお勧めします!これはおいおい書きますがビザが変わってきます。J-1でなくH-1Bっていうビザが取れる可能性が出てきます。

・Step1合格してから7(6?)年以内に”Step3″まで取る!これはアメリカ全土のルールではなく州によってあまり年数が立ってると免許がおりないことがあります。

・日本で心臓血管外科専門医を取ってから行くとアメリカでの経験症例数の半分が”日本の専門医”の更新に使える、あとは論文と学会参加で更新できます:別に日本に戻る気がない人はいらないかもしれませんが…

 

こんなところです。

ちなみに僕自身はUSMLEの本格的な勉強は研修医になってからで、学生のうちはFirstAidとQ&Aを辞書引きまくって読んでいただけです。

次回の研修医編で研修医時代のスペック・生活とUSMLE勉強法(Step1&Step2CK)を簡単に振り返って行きます。

 

外はハリケーンなんで引きこもってます。また次回