お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。

 

皆様、初めまして。そしてチームWADAブログフリークの皆様、お久しぶりでございます。先代のブログが諸事情により消滅して以来、私のだらだらと長いブログを首を長くして待っていてくださる方々がこの世に約3名ほどいてくださると聞いて、大変嬉しく思っております。創作意欲もうなぎ上り!なのですが、なんせ私はoutputが遅く推敲に鬼のように時間をかける創作スタイルなので、チームWADA代表の北原先生の言うところの「作品」を量産することができません。北原先生が以前言っていたこと:「誰かが100点のものを仕上げようとしている間に、1点のものを101個つくって101点とる」。これはもはや名言ではないかと思っています。実際、私が100点を取りたいと言って結局何もしていないニートのような生活をしている間に、北原先生はこの新しいチームWADAウェブサイトを立ち上げどんどん先へ先へを進んで行ってしまいます。そして光栄なことに今回はニートな私に専用のブログのコラムを作っていただけるという君子ぶりです。こんな君子がなんで結婚できないのでしょうか。ホント不思議です。多分ですけど、ここだけの話、特殊な性癖か何かがあるのですよ。うん、そうに違いない。もしくは、愛用のパンツがグンゼの白ブリーフなんですよ。。。専用のコラムをいただけるというのはいいですね。投稿前に北原先生の検閲を受けることがないので、なんでも言いたい放題です。今までは、あくまで北原先生のブログに「お邪魔して」発言させていただくという意識がありましたが、これからは私だけの白銀の新雪に私なりのシュプールを描きたいと思います。 な、(・・?)ナゼ?いきなり広瀬香美よろしくポエム調の表現なのか?? ま、こうやって寒いことを公の場で平然と言い切ってしまって、恥ずかしさを咀嚼吸収することによって、手術中のプレッシャーに打ち勝つ精神力を鍛えているのですよ。。。。はい、意味わかんないっすよね。自分でもそう思います。私と話したことがある人はよくご存知かと思いますが、私って放っておくとこんな感じのくだらないことをずっとしゃべっているのです。悪い癖だと思ってまして、改善しようとしてるのですが、治らないのです。でも、こんな感じの実のない話でいいのなら、いつまででもしゃべっていられるので、学会会場等で見かけたらいつでもお気軽に話しかけてくださいませ。というわけで、以上まとめますと「お邪魔してブログを書かせていただく」立場から、「私だけの白銀の新雪に私なりのシュプールを描かせていただく」立場に昇格しましたが、「お邪魔いたします。シカゴ大学太田です」というこだわりの書き出しの文句は変えるつもりはないということです。よろしくお願いいたします。では、今日の本題に写ルンです。

 

 

車を運転しながら、適当にバーストして撮った写真です。悪くない写真でしょ?

昔は、カメラはネガフィルムを使ったものでしたね。写ルンですを修学旅行に持って行ったりしましたよね。「お言葉ですが、ワテクシ物心ついた時からデジタルカメラですわよ!」と、時代の流れに謎の対抗心を燃やすオネーさま方、そういうことを言いたいのではないのです。っていうかデジタルカメラって響き自体もはや古いですし(^-^; 「何をぉぉぉ!!ヽ(Д´#)ノ ムキー!!」 あ、失礼いたしました。もとい。ネガフィルムの時代は、写真を撮れる枚数にもある程度限界があり、それを現像にまわすとその分お金がかかる。ゆえに、なんでもかんでもシャッターを押しまくるということはできませんでした。しかし、デジタルの時代に突入し、現代生活の必需品一人一台が当たり前の携帯電話に優れたカメラがついている環境においては、なんならほぼ無尽蔵にシャッターを押しまくってもなんの問題もなくなりました。写真の素人でも無尽蔵に写真を撮れば、そのうちの1枚くらいは奇跡の一枚の良い写真を撮ることができます。数打ちゃ当たるってやつです。厳密には違うけれど、心臓外科における日米のトレーニングの違いを表しているように思います。症例数と医師の数の比、もしくは仕事内容の違いなどから、日本では一例一例が経験値として非常に貴重であり、そうでなくても当り前なのですが、一枚の写真を撮るために多大な労力と時間をチーム全体で行う、そして結局シャッターを押すのはチームの中で一人だけ。シャッターを押させてもらうまでの下積みは非常に長く、なんなら一生シャッターを押させてもらえない「心臓外科医」も存在します。米国では無尽蔵にシャッターを押す機会があり、また次から次へとシャッターを押さないと捌けないので油の乗った若手でもシャッターを押させてもらえるチャンスが日本のそれに比べて格段に多い。そして、多忙さゆえ浅い準備でもどんどんシャッターを押しまくる傾向があると思います。素人でも数打ちゃ当たるわけで、未熟な外科医でもたまに奇跡の一枚を撮ることができるのです。アメリカ人traineeの謎の自信満々な態度もこのようなたまの奇跡の一枚から来るのかもしれないと思っています。同時に、無尽蔵にシャッターを押しまくれるのはトレーニングとしてはいわゆる物量作戦であり、いいことではあるのですが、シャッターを押す機会があればあるほど、一回一回を大切に学んでいく姿勢に歪みが生じている人が多いように思います。一般的に日本人がアメリカにおいて高評価を得ることが多いのは、シャッターを押せるありがたさを知り、一回一回の準備や復習を怠らず、各シャッターチャンスを最大限まで学びきることができるからだと思います。シカゴ大学に赴任して以来、自分の責任下で手術するようになって先日ようやく1000例を超えました。このシャッターチャンスは多いのでしょうか、少ないのでしょうか。いずれにせよ、一回一回のシャッターチャンスに対し、今まで以上に最大限の準備をして、最高の瞬間を逃さずシャッターを押して奇跡の一枚を当り前の一枚にできるように鍛錬していきたいと思います。結果として、私に巡ってくるシャッターチャンスが増えればそれはそれでいいことだと思います。そして、未熟な発展途上の心臓外科医が若手心臓外科医を教育するという難しい議題に対しても試行錯誤を続けていきたいと思います。自分でシャッターを押すのが一番楽なのは周知の事実です。でも現在私の元で心臓外科医として鍛錬してくれている西田先生にできるだけシャッターを押してもらい良い写真を撮ってもらえるように頑張りたいと思います。

 

 

というわけで、新装開店のチームWADAウェブサイト・ブログを盛り上げて行くべくシカゴ組は私と(左)、クリニカルフェロー西田先生(右)、リサーチフェロー幸田先生(真ん中)でそれぞれの立場から、くだらない情報:どうでもいい情報=4:6の割合で情報発信していきたいと思います。よろしくお願いいたします。