この前発信する外科医の中山祐次郎先生と対談をしたのですが(7月くらいにYouTubeで公開予定)、その対談の中で「飛行機の中で医師として手をあげることについて」に関する記事が最もバズった(閲覧数100万人くらいだったらしい)という話を聞きました。

 

最近は自分が医師であることを事前に登録することが可能となっており、飛行中に何か問題が起こった際はCAさんが事前に登録している医師に直接お願いに来るみたいです。ということで僕もCAさんから直接お願いされたいと思い、ANAのHPから医師の事前登録をしてみることにしました。

 

ANAのHPを見ていて気づいたことは、特に医師側にメリットが無いことです。しかも、これはしょうがないことかもなのですが、登録がわずかに面倒くさいです。医師免許証のコピーやパスポートのコピーなどを添付したりするわずかな手間があります。登録プロセスがわずかに面倒くさく、なんならプライベート中でゆったりしたい時にお金にならない仕事を頼まれるという面倒くささがあり、断ったら断ったで「こいつ医者のくせに人を助けないのかよ」みたいに思われる面倒くささがあり、治療をしたけどうまくいかなかった時などそれが問題になったらさらに面倒くさいことになる可能性を秘めた、面倒くささのオンパレードな気がしますが、それら面倒くささに対する医師側のメリットが全くない印象です。こんなの登録する医師いるのだろうか、と疑問に思いながらも「CAさんと、仲良くなれるかもしれない」という僅かな可能性をメリットととらえ登録を終えました。

 

僕のようなわかりやすい下心がない状態でこのANA Doctor on boardに登録する医師が一体何を考えているのかは非常に気になります。たぶんその医師はすごくいい医師であることは間違いないと思いますが。僕は上記理由がなければ間違いなく登録をしない自信があります。