北海道大学医学部医学科5年の棟方裕貴(ムネカタユウキ)です。Occupational English Test (OET) スピーキング練習動画の第二段です。前回同様にイギリスで看護師をしているロッシ真由美さんと現地のスタッフの方の指導の元で行っています。
 
 補足として、OETスピーキング練習と冠してはいますが、実際のテストのスピーキングスタイルとは少し違います。動画の中でも触れてる通り、実際の試験では2ケースで、各ケース5分となっています。
 
 臨床的マネジメントにしろ、英語にしろ、色々修正・改善する点あると思います。特に今回はフィードバックを受けるまで自分の勉強不足のため、糖尿による潰瘍は全て外科的切除になると思っていました…。また動画越しということもあり、視診や触診、神経学的検査は割愛しつつ診察していました。意見、要望、批判なんでも聞きますので、コメント頂けたら幸いです。
 
今回のケースは「認知症と糖尿病を指摘されている一人暮らしの女性のつま先の潰瘍」です。

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1. 実際のOETのスピーキングで使える時間は1ケースにつき5分です。必要な項目を簡潔に、そして正確にこなしましょう。
2. OETでは、医学的知識と英語運用能力の両方が試されます。ボキャブラリーは知ってるだけ見せられるといいです。
3. 患者さんとの良い関係作りはとても大切で、最初に自己紹介することはそのために効果的です。
4. “I understand it”は簡単なフレーズですが、患者さんの悩みを理解したことを示すのに最適です。
5. 英国においてインフォームドコンセントは外せません。全て明らかにしつつ、常に患者さんが治療や検査に対してどう思うかを確認しましょう。医師から患者へと一方的になってはいけません。
6. マネジメントについて、可能ならば手術のようないきなりスケールの大きな話からではなく、小さなことから話していき、患者さんの不安がなるべく大きくならないようにしましょう。
7. 患者さんのためにも、医学用語はなるべく控えましょう。
8. 日本、アメリカ、イギリス、それぞれの国で異なったシステム、ガイドラインが使われています。その違いに留意しましょう。
9. マネジメントに困った時には、他院や他科に紹介するのも一つの戦略です。
10. 場合によっては予め与えられているレポートに戻って、そこに載っている情報を確認するのも大切です。