初めまして、北原先生より看護領域での留学ブログが少ないとの事で執筆依頼を受けました。国立ロンドン大学附属病院The National Hospital for Neurology and Neurosurgery(国立脳神経内科、外科病院)で看護師長 兼 専門看護師(脳神経系看護)をしていますロッシ 真由美と申します。不定期ですが、私がイギリスに看護留学しようと思った理由やロンドンでの生活、仕事であった些細な事を少しずつ書いていきたいと思います。私のブログが少しでも、看護留学を目指している皆さんに役立てれば幸いです。

さて、今回のタイトル−“看護留学”は実際のところ医師に比べると、絶対的に少ないと思いますが、皆さんはどう思われますか?私が渡英した2002年時点では、看護留学は大学院生や研究職の方、国外提携大学からの交換留学などが殆どではないでしょうか?(当院でも毎年色々な国からの留学生がやって来ます。)中々個人留学というのは費用も掛かり、コネも無いので難しいのが現状の様な気がします。

さて、私が何故、留学しとうと思ったキッカケは….何も大きな目標があった訳ではありませんと言うとじゃあどうして?と良く聞かれます。が、簡単に言うとただ単に……“井の中の蛙になりたくなった”です。23歳の時、何か看護とは違う事もしてみたくて、とある起業セミナーに友人と参加しました。その時の講師が“貴方の5年後は何をしているか想像が出来ているか?それは本当に自分のやりたい事か?”と聞かれたとき、現時点で何も変わっていない自分が簡単に想像出来ました。看護という職は大変だけど大変やり甲斐がある仕事ですし、一生やりたい仕事ではありましたが、ただ“病院”という決められた組織の中で、何もチャレンジする機会が無く−例えば、働きながら大学院生になったり、海外研修に参加する、新しいシステムを作るなどです。この時の私は毎日淡々と過ごしていくのが凄く嫌でした。それで、海外でチャレンジするのも有りかなぁと思うようになりました。

まず、留学準備として全く話せなかった英語を勉強し始めました。英語がネイティブ並みに話せなければ、留学なんてお話になりません。では、どうやって英語のレベルを日本に居ながら2年で上達させたかは、次回のPart 2で書きたいと思います。

クーラーの無いヨーロッパの気温38度は蒸し焼きにされている気分でした。(川でサーフィンやってるドイツ人)