このNPO団体において唯一の非医療従事者として活動しております。
私にとっては医療従事者の皆さんが直面する課題や話している内容は新鮮な内容が多く、
わからない専門用語、言い回しもも多々出てきます。
ただ、海外就労において直面している課題感は実は医療関係者とその他の人たちでは
かなりの共通項があります。
海外、特に西洋社会で働くために必要な要素は以下4+1つに集約されます。
・地頭
・ジョブスキル
・リーダーシップ
・カルチャーフィット
+英語
上記でネックになることが多いのが英語とリーダーシップです。
英語の問題はわかりやすく、特にスピーキングができないのでコミュニケーションが取れない、
ということなので解決策もわかりやすく、英語力を上げればいいのです。
問題はリーダーシップです。これは学校では教えてくれない、というか
概念さえよくわかっていないということが多いため、多くの人が苦労する点です。
問題が起こった時に、どのように自発的にアプローチするか、そして解決するか。
どうやって周りの人を巻き込むか。我々が最も不得意な部分かと思います。
(私自身もそのような環境で四苦八苦しました)
逆に、地頭やジョブスキルにおいては多くの先人たちが証明しているように
日本で教育を受けた人であれば引けを取らないレベルのスキルを持っています。
このような視点を志の高い方々にシェアできればと思っています。
秋本さん、
シアトルで消化器内科している冨澤と申します。
リーダーシップ、とても共感します。
現地の中学へ入った自分の子供が、学校でこれをいかに身につけて伸ばすかみたいなことをディスカッションしてるみたいです。こちらで仕事してると本当に大切さを実感します。
冨澤先生
コメントいただきましてありがとうございます。とてもうれしく思います。
この点に関しては異文化で働く日本出身者にとって永遠の課題なのかなと感じております。
個人的な仮説はそもそもリーダーシップを発揮しなくてよい、そしてするべきでない環境にいるためリーダーシップ能力は育たないのではないかということです。