国立病院機構 東京医療センター初期臨床研修2年目(2020年3月時点)の松沢 拓弥です。

 

出身は群馬大学で大学時代はバスケ部で部活中心の大学生活でした。

現在東京医療センターで初期研修を行なっています。

将来的には先天性心疾患に専従し、心疾患をもつお子さんの人生最初の難関を超える手伝いをしたいと考えています。

 

 

今回北原先生から「冠動脈吻合日本一への挑戦」のお誘いを頂き、先天性心疾患をやっていく上でもマイクロでの運針は重要な技術になってくると考え、今回この企画に参加させて頂くことにしました。

 

自分の紹介はここまでにして、僭越ながら指導医の吉野邦彦先生の紹介をさせて頂きます。

吉野先生は現在聖路加国際病院の心臓血管外科に在籍されております。初期研修から日本トップの聖路加国際病院に就職され、その後も引き続き同病院で勤務されています。challengers liveでは2017年から2019年に参加し、毎回本戦まで進んでいます。2019年は準優勝と若手-中堅トップクラスの技術をお持ちの先生です。お人柄も良く、初対面の私にも快く教えてくださり、その後は飲み会の席まで設けてくださいました。知人の聖路加の先生からは「吉野先生は本気でスーパードクターだから」と院内でもとても評価されている先生のようです。

 

 

右側奥から 吉野先生、松沢

左側奥から 心臓血管外科 三石先生、乳腺外科 難波先生、初期研修医 鄭先生

そんな吉野先生の「冠動脈吻合の教科書」動画はこちら!

 

 

2020年1月24日に実際に聖路加国際病院にお邪魔して吉野先生に挨拶に行ってきました。

吉野先生の冠動脈吻合の教科書動画がアップされてからはマイクロセットは持っていなかったので、自宅にあったへガールと人工血管を冠動脈に見立てた布で運針の順番を確認してイメージトレーニングしました。(汚いけど写真みたいな感じ)

 

本当に初心者だったので、まず外-内/内-外と縫っていく基本中の基本を擦り込みました。

いざ本番ですが、簡単に挨拶を済ませて、初めてBEATとyoucanを使ってCABG練習してみました。

かかった時間はトータル30分以上。(動画は次回ブログでup)

まず1番に拡大鏡に慣れていなくて全然見えない、カストロビエホ持針器に慣れていなくて上手く外せない。さらにどのくらい力を入れていいのかわからないなどなど、どこから手をつければいいのやらといった感じでした。

唯一良かったのは、縫っていく順番はしっかり頭と手に入っていたので、糸が絡まることはありませんでした。これはへガールでの練習の成果でしょうか。

 

今後の練習に関してですが、まずは自分のコロナリーセットとyoucanを揃えて、とりあえず実際に吻合の回数をこなしてある程度できるようになったら再度吉野先生の元に受診することにして頂きました。

 

研修医ならCABGの前に他にもっと勉強することや練習することあるだろ!という御指摘もあるかと思います。自分でもそう思ってる部分もありますが、大きなチャンスだと思うので本来やるべきことの+αとしてこの企画に取り組んでいこうと考えています。

 

北原先生を始めチームWADAの先生方と機材提供してくださるEBM様、そして指導医の吉野先生、この度はこのような機会を頂き誠にありがとうございます。最後まで頑張りますのでよろしくお願い致します。

 

 

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