こんにちは。

先日の「米国で病院実習しよう!私は「コレ」で乗りきった!」に出演させていただいたTeam WADA Intern、富山大学医学部医学科6年の中川結理と申します。3年時にスタンフォード大学の腫瘍内科で病院臨床実習をさせていただいた経験を下に、この度YouTubeで情報発信する機会をいただきました。

発表するに際して、以前からお世話になっているスタンフォード大学Visiting Assistant Professorとして研究留学され、現在もカルフォルニアにお住まいの放射線診断専門医のSatoko Okamoto Foxさん【https://lit.link/satokoofox】に司会をお願いしました。

 

発表した内容は、以下の通りです。

 

・実習の種類

・病院実習先を決める際に参考にしたHP

・病院実習に際して必要な書類

・病院実習に際して必要なワクチン接種で気をつけること

・実習に際して必要な心構え

・朝回診・夕回診

・カルテ書きについて

・病院実習生の一日の流れ

・どのようにして私は病院実習をするに至ったか

 

 

・病院実習先を決める際に参考にしたHPについて具体的に下に記載します。

 

USMLE Sarthi

アメリカ全土でのObservershipやHands-onがまとめて書いてあるので病院のリンクに飛びやすいです。私が結局いけることになったStanfordも最初はこのリンクから探しました。(最終的には日頃お世話になっている先生に推薦していただいていけることになりました。)

https://www.letshelpimgs.com/tools7/

 

Chicago Clerkships

ホームページを見る限り、Hands-onを提供と書いてあります。プライマリーケアを選択した場合は全て外来のこともあれば、救急を選択した場合などは全て病棟ということもあり得るそうです。

ここの良い点は、ローテーションした場合CVやPersonal Statementの添削をしてくれるというところであると思います。

値段も他の仲介業者に比べると安いかなと思いました。

https://chicagoclerkships.com/

 

American Externship Program

Family Medicineのローテーションですが、ここでローテーションする人の約半分は内科や小児科志望だそうです。他の仲介業者と異なる点は、ここは個人でExternshipを紹介しているところだそうで、CVのVolnteerに書ける活動もしているそうです。以前Matchしなかった人が、ここでExternshipしてMatchする例も多々あるようです。

https://www.externshipworld.com/

 

FMG portal

あくまで参考にしただけなので、このサイトを利用して何処かに手紙を出したわけではないですが、レビューに利用してよかった。との意見が多く散見されたのと、Hands-on externshipを提供すると書いてありました。値段が書いていないのが少々難点で、直接問い合わせて見るのが良いかもしれません。

https://fmgportal.com/

 

野口医学研究所

言わずとしれた日本の医学生がよく利用するobservership主体のサイトです。Externshipもできるのか実際に野口医学研究所を利用してオックスフォード大学の救急総合診療科に行った人に聞いたところ、最初の2週間はobservershipをし、2〜4週間目くらいで患者さんを診察して、指導医の先生にプレゼンをするようです。学生はこの問診、身体診察を行ってカルテを書いて指導医に報告する”Take”と言う係を週2〜3回こなすそうで、Takeには9~16時のDay Take, 16時〜21時のEvening Take、21〜翌朝9時のNight Takeというものがあるそうです。採血などもするとのことです。難点としては事前に選考会があって、時間のない人には厳しいこと。良い点としては、滞在費、移動費は自己負担であるものの、研修費がただである点です。

https://noguchi-net.com/home/program/

 

Larkin Community Hospital

IMGのためのプログラムです。レジデンシープログラム認定のSub-internshipです。とても良いなと思ったのは病院のウェブサイトから直接Sub-internshipにアプライすることが可能な点です。

24時間年中無休で、1日12時間病院滞在との記載があって、本気でローテートしたい人には良いプログラムなのではないかと思いました。

http://www.graduatemedicaleducation.org/postgraduate-sub-internship-program/

 

 

今回、このような発表の機会をいただいて自身の米国病院実習での日々を振り返るとても良い機会となりました。動画では、概要を説明しており、詳しくない部分もあると思いますので、YouTube配信より詳しい内容をこちらのブログで配信していけたらと思っております。

これから米国で病院実習をしようと考えていらっしゃる方々の一助となれば本望です。よろしくお願いいたします。