学生インターンの平田翔です。
香港人でJ.D(法務博士)取得、ニュージーランド→オーストラリアという異色の経歴を持つ消化器内科医の先生(Dr.Carlton)にzoomでお話を聞ききました。先生の詳しいご経歴は画像参照ください。
事前に質問募集をさせていただき、先生に質問に答えてもらうQ&A方式で進行させていただきましたので、このQ&Aを見ていただければ、先生のご経歴がもう少し見えてくると思います。
Q1. どうしてオーストラリアやニュージーランドに行こうと思ったのですか?
- 香港はイギリスの植民地にあったという背景があることから、同様にイギリスの植民地で合ったオーストラリアやニュージーランドとは医療体制が似ており、どの国に行くか考えるとき、この3カ国から考えました。中でも、気候が温暖で住みやすいオーストラリアやニュージーランドを選びました。
Q2. 今後どのくらいオーストラリアに滞在する予定ですか?
- 具体的には未定です。
Q3. なぜ既に医師として働いているのにロースクールに通って法律も勉強したのですか?
A. 医療ミスなどで訴えられるケースもあるので、法律を学んで自分の身を守る必要があると感じたからです。
Q4. どのように英語を勉強しましたか?
- 香港では、イギリスの統治下にあったという背景もあり、(少なくとも先生の通われていた学校では)小学校から英語を学び、中学以降は英語で授業が行われていました。
Q5. オーストラリア、ニュージーランド、香港で生活してみて、どこが好きですか?
A. それぞれいいところがあり、甲乙つけ難いですが…。オーストラリアやニュージーランドは自然豊かでワークライフバランスも良くて、快適です。オーストラリアではヘビが出るのが難点ですが、ニュージーランドではヘビが出ません。香港は住みなれた場所で買い物の利便性や安価な食事が魅力ですが、人口密度が高過ぎます。
Q6. オーストラリアで医師としてのポジションを得るのは競争が激しいですか?
- 世界中から医師が集まる国で、同僚にスリランカやインド、アイルランドといった国からも来ている医師がいて、やはり競争は激しいです。
Q7. 消化器内科を専門に選んだ理由はなんですか?
消化器内科領域は非常に範囲が広く、様々な疾患と関わりがあり、自分の興味を持つ分野を確実に見出せると考えたからです。
Q8. 海外で働くために一番力をいれたことは何ですか?
適切なマッチングができるよう、情報収集をしたことです。自分のスキルと募集の要求するスキルが合致しているか、また家族がいて、比較的田舎の自然豊かな場所で暮らしたいという思いがあり、病院の場所は希望に合うか、などを総合的に考慮してマッチングに臨みました。
先生とお話しして、しっかり休みが取れるという点でオーストラリアでの労働環境が良いことがわかり、やはり海外で働きたいという思いが強くなりました。また、改めてオーストラリアのpathwayは複雑で多様だなと実感しました。日本人ではありませんが、今回の先生を一つのモデルケースとして、参考にできる部分があれば幸いです。
オーストラリア企画_スライド
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