学生インターンの徳永康太です。

3周目の4日目です。

 

今日はいつもみたいなボケーと過ごす時間をなくそうと考え、アテンディングの先生にお願いして、1日シャドーイングをお願いしました。

 

5時半に病棟につき、7時からの引き継ぎに参加して、8時からアテンディングの先生と一緒に回診に参加し、13時過ぎに回診が終わり、14時から自分の患者さんを見ていつものようにプレゼンの用意をしました。今日が一週間お世話になったアテンディングの先生との最終日なので、先生の時間の空いているタイミングでプレゼンと一週間のフィードバックをしていただきました。

 

現地の医学部生と比較して何が良くて、何が悪いかフィードバックを、もらったのですが、

悪いこと

・言葉の壁

・現時点ではプレゼンの完成度が劣っている

 

良いところ

・よい質問をする

・伸び代がある、吸収力がある

・熱心

 

総合評価

今はまだまだだけど、数こなして行けば、なんとかなるんじゃない??

 

良いところに関して、下2つは本当にそう思ったのか、無理やり挙げてくれたのか分かりかねます。

自分ができていないことが多すぎて、短期間で少しでもできるようになればこいつ吸収力あるじゃんって思ってくれたのかな?と感じています。また忙しい先生の貴重な時間をとってさらに忙しくさせていて、「迷惑」を「熱心」といういい意味に置き換えた言葉なのかな?とも思いましたが、とりあえずもらった言葉通りの意味で解釈します。

腫瘍内科の病棟は今は70 人程度見ていて、全員を医師3人(ホスピタリスト二人、腫瘍内科一人)で回しています。しかし彼らが全員を診察からプランまですべて立てているわけではなくて、physician assistant と呼ばれる職業の先生が6人ほどの患者を診察し、プランを立てることまでをしています。医師はPAに3人抱えて、PAの先生のカルテを見ることで間接的に20 人程度の患者さんの全責任を追っているような形です。その他、ホスピタリストがわからないような踏み込んだがん治療は適宜腫瘍内科のアテンディングの先生がフォローしたりしています。

その他にも病棟業務として他科からの腫瘍内科に対するコンサルタントの仕事もあるのですが、これは主にフェローの先生がコンサルタントの人を診察、プランを立てて、その内容の最終確認を一人の腫瘍内科医のアテンディングの先生が行っています。

 

私が腫瘍内科病棟にいて感じたことは以下のとおりです。

・PA、ホスピタリスト、腫瘍内科のアテンディング、ナースプラクティショナー、ケースマネージャーなど、多職種がそれぞれの力を補間し合っている

・腫瘍内科医 の病棟勤務が最低限になるように工夫されている

・少ない力で極めて効率よい

私はこの環境で何をしているのかというと、病棟患者さんに診察、プランを立てて(といってもすでにPAの先生が立ててくれたプランを自分の言葉で言い換えるだけですが)アテンディングの先生からフィードバックをもらうという、病棟業務に全く貢献をしていない、無駄な作業をしています。

 

ただでさえ病棟業務で忙しいアテンディングの先生に直接プレゼンテーションをして、そのフィードバックをもらったり、いろんな質問をしていますが、先生からすると余計な負担だよなと感じて、申し訳なく思う部分は少しあります。しかし、アテンディングの先生含めて、薬剤師の先生やPA の方も忙しいのにもかかわらず、なんかあったらいつでも教えてね〜〜といってくださっていて、こんな忙しい環境でも医学教育を行う土台があるのがアメリカのいい点だと感じました。

書いているときに寝落ちをしてしまったので、翌日朝に投稿しています笑