と言っても、私の話ではありません。
うちの14歳の娘は、今日でニュージーランドの高校1年目が終わり、明日から約8週間の夏休み。
(ニュージーランドでは5歳で小学校が始まり、小学校6年、中学2年、高校5年なので、飛び級して高校に入ったわけではありません。
飛び級するくらい勉強する意欲があるか、成績がずば抜けてよかったら、日本人の親としてはちょっと嬉しいのですが。)
ニュージーランドでは14歳になったら家に一人でいる事が許されるので(ということは、13歳までは家に一人でいるのは違法)、私は仕事、娘は家で好きなことをする、という感じの生活になります。
夏休みの宿題もないし、塾もない。クラブ活動もなければ、模試もない。
(もちろん勉強する子は、家庭教師について勉強する子もいるのでしょうが、私の住む街ではほとんどいないでしょう。)
受験勉強が当然の日本から来た私には
「こんな生活、許されるの!?」
という感じです。
私は個人的に勉強も試験も好きだったので、日本で生まれ育って不満ではありませんでした。(というか、他の国でどうなのか、あまり知らなかった。)
でも自分が勉強に費やした時間を考えると、それでどれだけ自分の人生が豊かになったかと思うと、どうなんでしょうね。
以前の医学部の記事に書いたように、ニュージーランドでも最終的には競争が高い医学部などにいくには、勉強ができないといけません。
ただ、日本のように幼稚園前から入試準備の塾に行くとか、そんなどう見てもその子供が子供らしく育つのに全く意味がないようなことは、今の所ニュージーランドでは起こりそうにありません。
自分の子供の性格を考えると、彼女はニュージーランドで育って幸せなんだろうなあと思います。
たまたま、どの国で、どんな家庭で生まれ育ったかによって、何が『普通』であるかの基準が異なり、人間の一生も大きく影響されてしまうんだなあ、とつくづく思います。
(ちなみに、ニュージーランドでは医者でも8週間の休みをとる人います。)
COMMENTS