50 Landmark Papersシリーズというものがあるようです。

下のリンクはVascular Surgeryのもの。

買っちゃった。

https://www.amazon.com/Landmark-Papers-Vascular-Endovascular-Surgeon/dp/1138334383/ref=sr_1_1?crid=22T2FHLA9TZ0X&dchild=1&keywords=50+landmark+papers+every+vascular+surgeon+should+know&qid=1620576915&sprefix=50+Landmark%2Caps%2C185&sr=8-1

 

まだ、Cardiac Surgeryは発行されていないようです。

今日の論文は、そんなことで、Cardiac Surgery編が出来たら入るんだろうなという論文。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11794191/

Long-term use of a left ventricular assist device for end-stage heart failure

N Engl J Med

 

2001年と、20年前の論文。

心不全患者に対する内科的治療(OMT)と、LVADをRCTで比較した論文。

REMATCH Trialの結果。

古いですが、確認しておかなければということで読んでみました。

 

確かLVADはHM2の前のやつ、HeartMate XVEというやつ。

PDF] Long-term use of a left ventricular assist device for end-stage heart  failure. | Semantic Scholar

60人前後で、LVAD vs OMTを比較してる。

mean age 68 yoと66 yo、EFも17 %程度で差はない。

PCWPで25程度、Cr 1.8、medicationは利尿薬、ジギタリス、ACE-I、BBに加えて、inotropesの静注つき。

NYHAは当然IV。

 

Long-Term Use of a Left Ventricular Assist Device for End-Stage Heart  Failure | NEJM

1 year Survivalで、LVAD 52 % vs OMT 25 %; p=0.002。

2-yearで、LVAD 23 % vs OMT 8 %; p=0.09、

と、LVAD群の方がよかったという結果です。

 

全部で91の死亡例が確認された時点でこのTrialはstopされたようですが、

OMTの50死亡は例はすべてLV dysfunction、LVADはtotal 41例でsepsis 17、LVAD failure 5、CVA 4等でした。

 

QOLもLVAD群の方がよかったようです。

LVAD群では、感染、出血、device malfunctionは多かったようですが。

 

この結果を受けて、FDAがDTに対するLVADの治療を認可したようです。

 

May 9, 2021

AN