50 Landmark Papersシリーズというものがあるようです。
下のリンクはVascular Surgeryのもの。
買っちゃった。
まだ、Cardiac Surgeryは発行されていないようです。
今日の論文は、そんなことで、Cardiac Surgery編が出来たら入るんだろうなという論文。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11794191/
Long-term use of a left ventricular assist device for end-stage heart failure
N Engl J Med
2001年と、20年前の論文。
心不全患者に対する内科的治療(OMT)と、LVADをRCTで比較した論文。
REMATCH Trialの結果。
古いですが、確認しておかなければということで読んでみました。
確かLVADはHM2の前のやつ、HeartMate XVEというやつ。
60人前後で、LVAD vs OMTを比較してる。
mean age 68 yoと66 yo、EFも17 %程度で差はない。
PCWPで25程度、Cr 1.8、medicationは利尿薬、ジギタリス、ACE-I、BBに加えて、inotropesの静注つき。
NYHAは当然IV。
1 year Survivalで、LVAD 52 % vs OMT 25 %; p=0.002。
2-yearで、LVAD 23 % vs OMT 8 %; p=0.09、
と、LVAD群の方がよかったという結果です。
全部で91の死亡例が確認された時点でこのTrialはstopされたようですが、
OMTの50死亡は例はすべてLV dysfunction、LVADはtotal 41例でsepsis 17、LVAD failure 5、CVA 4等でした。
QOLもLVAD群の方がよかったようです。
LVAD群では、感染、出血、device malfunctionは多かったようですが。
この結果を受けて、FDAがDTに対するLVADの治療を認可したようです。
May 9, 2021
AN
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