しつこいですがSTICH I Trialの追加です。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31433921/
Myocardial Viability and Long-Term Outcomes in Ischemic Cardiomyopathy
N Engl J Med
まぁ、頭が痛くなってきてるので、ネットで拾った図を使います。
上図の様にして、Viabilityがあるときと無い時の10年間の比較だそうだ。
ちなみにViabilityについては、single-photon-emission CT (SPECT)か、dobutamine echoらしい。
まぁ、昔だから仕方ないかな。
LVEFを術前と、RCT後4か月で計測してる。
Baselineのcharacteristicsは各グループで概ね差は無いので省きます。
結果は簡単に
・LVEFの改善はviable+の群で良好。不思議なことにCABGしなくても内科的治療のみでもLVEF良くなってる。
・LVEFが改善したグループと変化してないグループで長期予後に差は無し。
・CABG群がMED群よりも予後は良い。でも、viabilityのあるなしと、CABGでの予後改善はみられていない。
という不思議な結果でした。
viabilityのある心筋に対する血行再建の利点がはっきりと示せなかったという論文でした。
まぁ、1200人のうち、実際にviabilityチェックしてるのが半分だし、MRI使ってないしね。
疑問の多い結果ですね。
あんまり、この結果で治療方針が変わるもんではないですね。
May 30, 2021
AN
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