ほぼ週刊になっております。
Frailtyについて。
日本語だとフレイルというらしい。
日本サルコペニア・フレイル学会というものがあるみたい。
知らんかった。
そのHPによると、
- フレイルとは、「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」を表す“frailty”の日本語訳として日本老年医学会が提唱した用語である。
- フレイルは、要介護状態に至る前段階として位置づけられるが、
- 身体的脆弱性のみならず精神・心理的脆弱性や社会的脆弱性などの多面的な問題を抱えやすく、
- 自立障害や死亡を含む健康障害を招きやすいハイリスク状態を意味する。
ま、弱ってるということね。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33279391/
The impact of frailty on mortality after heart transplantation
J Heart Lung Transplantation
オーストラリアは、St Vincent病院のstudy。
HTx前6Mの時点でのFrailty+のgroup (F)とそうでないGroup (NF) のOHTx後のOutcomeの比較。
2013-2020の268例のcohortね。
再移植とか諸々除いて140例だそうな。F:43、NF:97の比較。
pre-opeのcharasteristicsは、少し差が出てる。
MRAP、MPAWPはF群で有意差出て高い。右心系の圧は高いのね。
そのせいかビリルビン値も高い。
あとはCardiac IndexもF群で低い。
あと、MOCA scoreという認知機能かな?のスコアもF群で低い。
Donorについても調べてるがこちらは差は出てません。
結果は予想通り有意差出てNF群で成績良好ですね。
右は術後にECMOになった27例を除いたKM曲線。
術前の状態良い方が断然結果も良いですね。
あと、OHTx後のoutcomeに影響した因子は、Frailtyと、primary graft dysfunctionだったみたいです。
年齢その他は関係なかったと。
当たり前ですが。
あとは、
上図の様に、Frailtyは変化するようです。
VAD入れて、NF群に変化する。全身状態良くなることが期待できると。
OHTx後の結果も良くなるのではと書いてありました。
NFでVAD入れて状態悪くなっちゃってるcaseもあるみたいですが。
あと、NFというのは少し卑〇な響きがしますね。
June 6,2021
AN
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