お久しぶりです。お元気ですか?
私の住んでいるカリフォルニアはニューヨークのコロナが一番ひどい時、症例はあってもICU崩壊やベントが足りないとかそういう状況にはありませんでした。その時はニューヨークよりも数日早くに自宅待機令が出たから、大きなスパイクを防げたと言われていました。それから数ヶ月。私の病院のコロナ患者さんの数は一桁に減り、郡の自宅待機命令や公共のビジネスが営業開始になり人々がリラックスし始めたここ数週間。。。 大きな大きなセカンドウェーブがやってきました。私の病院だけの患者数3桁になるかならないかくらいまでになっていて、ICU崩壊とまではいかない(いや、崩壊しかけ?)けど、オーバーフローの臨時ICUを作りましたが、ICUナースとRT不足がすごく深刻になっています。オフの日も朝に今日出てくれないか?と電話がかかってます。。。そして術後ICU管理の必要な心臓手術は緊急以外はできなくなりました。
実際に私の知り合いの2人がコロナで亡くなりました。感染した人はもっと多いです。でも、結局自分の知り合いが感染したり、亡くなったり、実際仕事で現場を見ていない人たちにとっては、所詮人ごとでコロナの事を否定したり(捏造されているに違いない。大袈裟に言ってるだけだ 等)、不便さに文句を言ってルールを守らない人が多くて本当にがっかりな日々です。
写真はコロナICU勤務だった時のものです。なぜN95とPAPRを一緒に使っているかというと、シールドもマスクも本当は一人の患者の部屋をでるごとに捨てて新しいのと交換しなくちゃいけないのですが、もちろんそんな余裕はなく何シフトも同じのを使い続けている結果、スタッフみんなが両方を使ってる感じなのです。シールドは患者の部屋をでる度に滅菌ワイプで拭いて、同じのを1ヶ月以上使っている状況が普通らしいです(冷汗)もう新しいのがないのでみんな必死に古いシールドを守ってます。N95は1週間くらいで新しいのがもらえるけど、フィットテストをしてない物なので、正直少し怖いです。
早く元の生活に少しでも近づいて欲しいですね。みなさんもお気をつけください。
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