ロックダウン中の国の方、いかがお過ごしでしょうか。
ロックダウンしていない国の方は、いかがですか。
ニュージーランドはロックダウン2週間半。
GPクリニックはまだ静かです。死者の数も4名(全て高齢者)に留まっています。
ニュージーランドでは毎日午後の1時に、covid-19についての政府の発表があります。
通常は首相と、Director-general of HealthのDr. Ashely Bloomfieldがにぼの現状についてコメントし、取材陣の質問を受け付けます。
私はcovid-19騒ぎが大きくなるまで、Dr. Ashley Bloodfieldについては知りませんでした。
この発表をほぼ毎日見ていて感心したのが、首相もDr. Bloomfieldもとても穏やかに、かつ明確に、事実や今後の見通しなどを発表する事。
この1時の記者会見を、毎日楽しみに見て、心強く思っている人がたくさんいるようです。
あるミュージシャンが、Dr. Bloomfieldに捧げる歌を作りました。
多分1時の記者会見を見ている人でないと、この歌を聞いても「なんのことやら」と思うでしょうが。
新聞にも彼の経歴が色々書かれ、セレブリティになりつつある感じです(笑)。
私も彼の経歴の載った記事を読みました。public healthの専門家の医師であり、WHOなどで働いたこともあります。
非常に頭の切れる人であることは間違いなさそうです。
日本やアメリカの政治家が、その場その場の気分で適当なことを言ったり下品なジョークを言っているのをニュースで見ると、ニュージーランドにいて良かったと思います。(そうじゃなかったら、ただでさえストレスフルな時期なのに、政治家の言動を見て、さらにストレスレベルが上がりそう)
ニュージーランドの人口が少なくて、島国であることが、covid-19のような感染症対策で有利であるのは確実ですが、ニュージーランドの政治家たちが(最初は後手に回っていると思いましたが)、色々な決断をほぼタイムリーに行って、明確に国民に伝えている事が、現時点では上手く行っている理由だと思います。
日本、アメリカ、インド、アフリカなど、この先どうなるのか非常に不安です。
野田先生
御返事ありがとうございます。はい、オーストラリア でStandard pathwayを目指しております。
合格は大変厳しいですが、ニュージーランドでの効力も発揮するという点で魅力を感じております。
そうですね。オーストラリアのコロナサイトでも簡潔に書かれていて、分かりやすいです。
対して、日本は読んだり会見を聞いていても、分かりづらく政府は動かない印象を持ってしまいました。
仰るように金銭や権威が邪魔しているんでしょうね。
世界の中でもニュージーランドは素敵な国だなと思うこの頃です。
こんにちは、いつも楽しく拝見させて頂いてます。
海外臨床留学を目標にオーストラリアのメルボルンに滞在している医師6年目の者です。
野田先生の書かれた内容にとても共感を持ち、コメントを書かせて頂きました。
僕も自己隔離期間に、日本の外からこのコロナ問題を見ることができました。世界的に見てもオーストラリア、ニュージーランドは厳しい制限により現に患者数も減少してますよね。僕個人的には、アーダーン首相の国民への呼びかけは心に響くものがあります。特に子供たちへのイースターバニーの返答は本当に素敵でした。
こういうトップがしっかりしている国はより魅力的に感じます。野田先生含め、住んでいる国民も安心なのでしょうね。
これからも現地の投稿を楽しみにしております。いきなりのコメント失礼しました。
Nao先生、コメントありがとうございます。オーストラリアで臨床を目指していらっしゃるのですか。それともアメリカなど、別の国を目指していらっしゃるのでしょうか。(ご存知と思いますが、オーストラリアなら、その免許をニュージーランドで使うのは容易です。)何故、日本の政治家の話の仕方はなんとなくのらりくらりとしていて、キレがないのでしょうか。日本語という言語の問題なのか。日本は政治の世界も、医学の世界も、金銭や権威をめぐって癒着していたり。とにかく日本には理不尽な事が多すぎて。ニュージーランドももちろん完璧ではないですけれど、日本に較べると、私にはかなり暮らしやすいです。