Team WADAのブログをご覧になられている皆様、はじめまして。現在、Team WADAにて今年度の学生インターン副代表を務めております、横浜市大医学部5年生の菱沼俊哉と申します。

 

当法人の学生インターンとして加入してから早4ヶ月が経ちました。

どこにでもいるような医学生に対して、こんなにも無限の可能性が広がっていたとは思いもよりませんでした。そのような素敵な環境の中、学生インターンの一人として、富山大医学部6年生の中川結理さんにご協力いただきながらTeam WADA – JABSOM – PBL Programなる企画を提案・実行しております。

 

活動内容はとても単純です。月1回、Zoomにて集合し、分割提示された症例について英語にて議論します。日本の学生とJABSOMの学生が月毎に交代して症例提示をします。JABSOMの学生は英語のネイティブであり当然日本語は通じません。ゆえに、自らが知っている医学的知識を伝える際にスマートな英語表現が思いつかなくとも、簡単な単語の組み合わせで互いの意思疎通を図る能力が自ずと養われます。本プログラムの特徴として、日本とハワイの学生同士という構図ゆえに、“対 先生“よりもフラットな発言も期待されます。また、ここでは背景にある疾患を的中することは主眼としていません。むしろ、たとえ疾患が医学的に的外れであろうとも議論への積極的なコミットを主旨としています。

 

自分は帰国子女でもなく海外経験もほとんどゼロです。海外経験が乏しいからこそ、将来医師として海外留学し多様な文化に触れることで自らの見識を深めたいと思案・画策している医学生は自分だけではないはずです。

とはいえ、コンスタントに実践的な医療英語を訓練できる場はなかなかないのではないでしょうか。巷で見かけるもののほとんどのプログラムが高額であり、学生にとっての利便性は良くないと感じています。また、日本の医学生vs.アメリカの医学生という構図のものでありながら、あらゆる医学生にほぼ無条件で門戸を開いている企画は今までありませんでした。そういった思いから本企画を思案した次第です。

 

第2回となる今回は、JABSOMの1年生であるAmandaによる症例提示でした。脱水と多尿という主訴を皮切りにいくつもの鑑別疾患があがりました。また、全ての日本の医学生が積極的に発言したことでとても盛り上がりました。症例提示の最後にはAmandaから問診事項についての概説をしてもらいました。ズバリ、「深堀り」がポイントです。

 

Team WADAの学生インターンとして参加してくれている日本の医学生はもとより、企画発案者である自分の説得に丁寧に耳を傾け協力してくれているJABSOMの学生には頭が上がらない思いです。彼らとは、今年の1月に開催された横浜市大とJABSOMのオンライン交流プログラムで知り合いました。彼らもまたこの企画を通して多様な日本の医学生の存在を知り、国際的な視野を広げることのできる、そういった場として活用してくれるととても嬉しいです。

 

地道ではありますが、月1回のペースで定期的に開催することにより、この企画がもっとたくさんの医学生に知られるようになり、多くの医学生と共に学びを深めていくことができたら企画者の一人としてこの上なく幸せです。

 

次回は日本の医学生による症例提示です。ぜひ皆さまの御参加をお待ちしております!

 

Hi, I’m Shunya Hishinuma, 5th-year student at Yokohama City University, Faculty of Medicine, currently a vice manager of the student interns.

 

I had no idea that “infinite possibilities” awaited me as a student intern. Thanks to that, I was able to successfully put the PBL program into action, with the support of Yuri Nakagawa, 6th-year student at Toyama University.

 

The program is very simple: Once a month, we gather on Zoom and talk over the clinical cases showed by either JABSOM students or the student interns at Team WADA. Please note that we don’t focus on whether we answer the correct diagnosis and the discussion to reach the answer is important.

This time, the case was led by Amanda, 1st-year student at JABSOM, and she also showed us the tips for history taking, that was really interesting!

 

I have never been to America and neither am I good at English. These days, we only see few programs that are fit for undergraduate students, which motivated me to plan this program.

 

Words can’t explain how thankful I am to all of the students who are participating in the program, especially Amanda, Collin, and Brianna, who kindly expressed their cooperation and definitely make it the best it can be! I couldn’t succeed without your help. Also, I hope that many JABSOM students widen their international horizons through this program. I will keep on making this program familiar to much more medical students all over Japan.

 

Why don’t you join us?

Shunya Hishinuma