で、今回はManouguian、ドイツから、1979年の報告だそうな。

自分は誤解してたのですが、NonとLeftの交連に切り込むのをManouguianと言うそうな。

Mitralまで切り込まないのを、Nunesと言うそうだ。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/470420/

Patch enlargement of the aortic valve ring by extending the aortic incision into the anterior mitral leaflet. New operative technique

J Thorac Cardiovasc Surg

 

Manouguianの8例の報告。

大動脈弁、僧房弁と両方変えるのをManouguianというのかと思ってたけど、

Originalでは8例中7例は大動脈弁、1例だけ2弁変えてる。

5例は上手くいったそうな。1例はMitralの逆流が遺残。1例は#POD1に死亡。1例はIEで亡くなっています。

1976-1978年の成績。

Bjork-Shiley弁という弁を入れてますね。

 

下図がOriginalの図です。

Mitralの前尖に10 mm切り込むそうな。

そうすると大動脈弁輪が 15 mm伸びるそうです。

 

下の図は解剖の写真。解像度の関係で分かりにくいですが。

あと、LAとの縫合線からの出血が懸念されますが、出血の合併症は無かったそうです。

 

やっぱりOriginal Paperを読むのは重要ですね。

いろいろ気付かせていただきます。

 

December 29, 2021

AN