昨日、ダウンタウンの牛角に行きました。
大学の同期、先輩とのプチ新年会でした。
雪が降る中、意気揚々と牛角に到着。
昼食はやや軽めに、当然夕食は取らず、少し暖かいお茶を飲んで胃を拡張させる作戦に。
入店しようとすると、店員さんから、
『ワクチン証明書ありますか?』
当然そんなもの持ってこなかった私は、シカゴ大学のIDカードみせて、
『I am a health care provider. I am vaccinated.』
とか言ってごまかす作戦にでるも、シカゴ市の条例だ何かで結局入店できず、
Uberで、ハイドパークまで往復しました。
情けないですね、牛角の誘惑には勝てず。人間弱い生き物ですね。
時間にして1時間、40ドルの追加出費に。
注意が必要ですね。
さて、昨日DCD-HTsのはなしで、どうやんだという疑問がありましたね。
で、追加の論文です。
イギリスからの発表。
2015年から2020年の5年間のDCDの結果。
Single Centerですね。
DBDと比較、そして、DCDの方法で、
DPP: Direct procurement and perfusion
NRP: Normothermic regional perfusion
の2つを比較してます。
簡単に言うと、DPPは、death declarationの後に、
開胸して、心臓をretrieveして、OCS(Transmedics)に乗せる。
NRPは、declarationの後に、心臓を心肺みたいなもんに乗せてTEEとかSwan-Ganzで機能評価してからOCSに乗せるみたいです。
DPPの方がシンプルみたい、NRPは追加で時間がかかる、でもDonor Heartの評価ができるようです。
DPPではOCSでlactate測って判断するようです。
下のYoutubeで詳しく言ってます。
というか、この論文内容そのままです。
で、結果から言いますと、DCDとDBDでは特にprimary endpointである、
30-days/1-year survivalに差はありませんでしたと。
22のNRPと、57のDPPで合わせて79 caseのDCDと、
いろいろmatchさせたのであろうDBD 79 case比較してます。
survivalの他にもICU滞在とか、入院期間、ICUでのhemodynamics、MCSなんかも差は無い。
1-year survivalでDCD 91 %、DBD 89 %でした。
で、DPPとNRPの比較なんですが、有意差は無いですが、DPPの方が悪い傾向が出ていたようです。
DCDの場合、手術室で抜管して、death declarationするまでの時間、
いわゆるWarm ischemic timeが問題になるようなんですね。
このStudyでは、下図の様に、DPPのほうでその時間が長い傾向があったそうです。
結果として、OCSでのperfusion timeなんかも長くなり、有意差は無いけど、成績が悪かったのではという考察してました。
ただ、心停止から、reperfusionまでの時間もNRPで短い。
有意差出てないけど、術後のECMOもDPP群で多かったようです。
肝移植では、NRPの方が従来の氷で冷やすより良いという結果も出てるようです。
間違ってたらすみません。
結語としては、DCD program初めて、Donorの数増えた。DBDと差は無いです。ということのようです。
January 15, 2021
AN
- 投稿タグ
- 論文
COMMENTS