謹んで新春をお祝い申し上げます。新年もどうぞ宜しくお願いします。

 

 

昨年よりコロナの影響で医療現場も様変わりしましたね。一番変わったのは、

“診療”特に外来診療でしょうか?

 

3年前より当院ではアメリカ発祥の電子カルテシステム – EPICを導入しています。

導入直後は当然慣れるまで大変でしたが、今では難無くサクサク余り時間が掛からずにカルテ記入ができます。これの良い点は、今まで退院要約をわざわざプリントアウトして患者さんとG P (家庭医)に郵便で送っていましたが、今ではサクッとメールで送れます。しかもG Pが病院のE PI Cにアクセスが出来て検査結果などが見れるし、しかも患者さんも規制付きですが自身の退院要約などが閲覧できます。凄いですよね!

完全なペーパーレスです。

 

院内のミーティングもほぼオンラインになったし(MS Team or Zoom)外来もほぼほぼZoomでやっています。E P I Cと連動して、Zoomの動画がカルテにそのまま記載されます。実際は対面での外来が望ましいですが、コロナ禍では難しいですね。

 

当科の患者さんもN I Vを使用している方にはモデムをくっ付けているので、在宅酸素していようが病院に

入院していようが24/7でオンライン上で解析出来てしかも微調整のセッティングまで出来てしまいます。

便利な世の中になりました。以前なら訪問診療にロンドン市内なら行っていましたが、モデムさえ有れば訪問診療もいらなくなりました。当然血ガスも訪問時には取りますが、移動用ハンディーサイズのCapillary Blood Gas Systemを携帯出来たので、より正確に患者さんの状態が把握できる様になっています。特に気管切開でNI Vが付いている患者さんには助かりましたね。

 

今後はもっと医療機器のA I化が進むでしょうね。米国スタンフォード大学にオンラインで受講できる

医療機器+A I Designのコースがあります。コース修了時には修了書も出る様です。ちょっとお高いコース($2800 per course)ですが、医療機器のイノベーションに興味がある方は是非!面白そうですよ。