ローザンヌ大学病院消化器外科の小林です。

だいぶ間が空いてしまいましたが、スイスでの臨床留学の勤務内容を少しお話ししたいと思います。

ローザンヌはスイスのヴォー州にあるフランス語圏の街です。

レマン湖の北岸に位置しており、国際オリンピック委員会(IOC)の本部があり、「オリンピックの首都(Olympic Capital)」とも言われています。2020年冬季ユースオリンピックの開催地でちょうど今盛り上がっているところです。

他にも、スイス連邦工科大学ローザンヌ校、国際経営開発研究所(IMD、International Institute for Management Development)、ローザンヌホテル経営科大学(:Ecole hôtelière de Lausanne)と世界クラスの教育機関が集まっています。

 

そんなローザンヌにあるローザンヌ大学病院はCHUV(Ventre hospitalier universitaire vaudois)と呼ばれています。日本と異なり、スイスは大規模病院が大都市にしかなく、ローザンヌ大学病院は年間45000人の患者さんの治療に当たっているそうです。2019年のNewsweekのglobal ranking of hospitals では世界9位に選ばれています。かなり国際色豊かな病院で、僕が赴任した際は消化器外科(CHV: chirurgie visceral)だけでドクターの出身国が16カ国もありました。画像貼り付けてます。

ちなみにローザンヌは住みやすい街ランキングで小さい街部門で世界1位に選ばれていました。

 

私は2018年5月からAssistantとして勤務を始め、2019年1月からchef de Cliniqueとして勤務しています。消化器外科ですが、現在は30人程度のドクターが働いています。上部消化管チーム、肝胆膵外科チーム、下部消化管チーム、腎移植・内分泌外科チームに別れており、それぞれにMédecins cadres, Chefs de clinique, Médecins assistantsがいます。Chef de cliniqueは日本の大学病院の助教、チームの中堅どこです。仕事内容まで書こうとしたのですが、長くなるのでここまでにしますが、ひとまずLausanneの魅力が伝われば嬉しいです。