ベルギーの澁谷です。

 

いつも手術の日は基本的に縦で同じ術者と二件手術に入ります。

今日は1件目がCABG+AVR術後(他院)のre-do AVR+MVR、2件目がCABG後のre-do AVR+MVRの予定でした。

今日はredo弁手術に精通しているprofとの手術だったのでいろいろ楽しみでしたが、内心、なんでこんなredoの手術金曜日に縦で入れるのよ〜!重いよ〜!やめて〜!と朝カンファでは思っていました。

 

1件目は術前想定していなかった人工弁感染が原因でAIが起きているケースでした。弁周囲膿瘍もありなかなかタフなケースでしたが、なんとか13時くらいに終わりました。

患者さんの入れ替えのため1時間くらい間が開きます。

お昼をさくっと食べて手術室に戻り予定が書かれているホワイトボードをチェックすると、2件目の手術に大きくバツがつけられていました。

 

え?なんで2件目キャンセル?、と近くにいた麻酔科医のprofに聞いたところ、

 

「なんでって?金曜日だからさ!」

 

と気持ちいいほどさっぱりした答えが帰ってきました。

 

ほう?それで?患者さんは納得するの?

と聞くと、

 

「今は症状は落ち着いてるから待てるってさ!」

 

と親指ピコーン!と立てられました👍

 

ベルギーで不思議なのは、手術の予定がこちらの都合で突然キャンセルしても患者さん側は全く文句を言ってこないところです。

例えば、心臓移植の手術などが突然入るとその日の手術予定がごろっと変わります。

 

日本だったら絶対これすごいクレームになるか、どんなに遅くなってもその日に手術することになるだろうな〜と思いました。

 

金曜日は仕事を早く終わらせて帰ることを徹底している国民性と、多少のことがあっても仕方ないと割り切れる国民性と、その合わせ技でなせる事だと思いました。

 

ってかそもそも金曜早く帰るつもりなら、そもそもの手術の予定の組み方おかしいでしょ!

という当然のツッコミは日本語のままごくりと飲み込みました。

 

写真は、誕生日のスタッフのヘッドライトに王冠がつけられている祝われてるところです。手術室のモニターもその人の顔で埋め尽くされます。

誕生日はとても大切にする文化で素敵です。

 

みなさん良い週末をお過ごし下さい。