昨日は急な思い付きの提案にも関わらず沢山の方から連絡を頂き有難うございました。残念ながら時間が合わずお話しできなかった方も沢山いたので、後日時間があればその際にお話しさせて頂ければと思います。

 

一番多かった問い合わせは、やはり英語力に関するものでした。

 

理想的には英語圏において必要に迫られながら働いて、時に苦い経験をするというのが一番良いと思っているのですが、医学生や医師の方にとってそれが難しいことは重々承知しています。ですので、代替案として以下のものをお勧めします。

 

①ネット英会話

フィリピン人によるオンライン英会話は巷にはあふれていますが、これが結構使えます。安価で回数無制限のものもありまして、コストパフォーマンスはとても高いと思います。フィリピン人の英語力を疑問視する方もいますが、彼らは日常的に英語を用いて生活しており、高等教育は英語で行われるらしいので、少なくとも我々日本人よりもずっと英語が上手です。そんなフィリピン人に向かってできるだけ沢山英語でアウトプットするのはとても良い訓練になります。「こういう時どういう表現を使ったらいいの?」と聞きながら少しずつ英語で言えることを増やしていくのが良いと思います。週に1-2回やってもあまり効果はないので、毎日朝と夜やることを強くお勧めします。

 

②発音

私も未だに発音がそんなに上手ではないので偉そうなことは言えませんが、私は自分の声をスマホアプリなどで録音して、それを聞いて矯正していくやり方をやっています。問題点としては、自分の声を聴くのはとても嫌だという事です。思い描いていた自分の声と実際の声のギャップに寒気すら覚えてしまいます。しかしながら、痛みを伴わなければ成長はありません。己を知るというのは何をやるにも大事な事だと思います。もう一点大事だと思うのは、発音はどの国出身者もある程度母国語に引っ張られるものなので、日本人っぽい発音だということ殊更恥じる必要はないという事です。もちろんある程度分かりやすい発音を心がける必要はありますが、ネイティブと全く同じような綺麗な発音である必要もないという事を念頭に置いておいて頂けるといいと思います。

 

③リスニング

好きなのを聞くのが良いと思います。ディズニー映画とか比較的わかりやすいです。わからなかった箇所は何回もしつこく聞きなおすのが良いと言われています(私はめんどくさくてやっていませんが)。最近だと、娘が「アナと雪の女王(英語音声・英語字幕)」をエンドレスリピートしていて嫌気がさしていたのですが、これがよかったのか、アナ雪のシーンで出てくる英語は分かるようになりました。

 

④シャドーイング

これは効果がありました。耳で聞いたことを、何も考えずに、そのまま口に出す訓練です。やり方は成書やどこかのページを参考にして頂ければと思います。

 

アイエルツ対策に関しても少し書いてありますので、興味がある方はこちらもご覧になって下さい↓

http://www.jgms.jp/experience/europe/tsukioka/