現在、オーストラリアの次の研修病院(アデレード)の事務方からの連絡を今か今かと待っています。年末から働けると同病院のボスから言われているのに、一向に手続きが始まらないからです。メールをしてみたのですが、返信がありません。。。
そうこうしているうちに、7月まで働いていたオークランド病院からオファーのようなもの(?)が来ました。移植のMOSSというポジションです。Medical Officer Specialist Scaleの頭文字をとったもので、簡単に言うと「NZの専門医を持っていないからコンサルタントにはできないけど、まぁそこそこ頑張ってるからコンサルタントに準じるような立場にしてあげるよ、1~2年間だけね。」といった感じのポジションです。給料も上がって、下にはフェローと初期研修医がついて、時間があれば他の手術もできて、部屋が余ってたら個室ももらえるかもしれないという感じらしいです。問題は、前回と同じく全てのretrieval(procurement)に行かなければならないという事です。時間外の単価は上がるにせよ、体力および精神的にとても辛い感じがしますし、365日/年どこにも行けません。一応、今日CVを送って欲しいし、人間性チェックの面接もするよとのことでした。なんとなくイエスと言っていますが、どうなることやらわかりません。
年中プロキュアはしんどそう…
そこなんです。年間40回くらいなので、おそらくアメリカの病院に比べるとそんなに件数がないのですが、飛行機が古く且つ移動距離が長いので一回一回がとても疲れてしまいます。
契約がどうなっているのかわかりませんが、MOSSでも365日オンということはないと思います。私がフランスの肝移植をする外科に見学研修に言っていた時も、retrievalするのは若くて、やる気満々の人がやっていましたね。そこで頑張ってやっていると、最終的には上の人に見込まれて次のポジションに登っていける、という感じでした。と言っても、勿論何の保証もないですが。ここは悩みますねえ。月岡先生が最終的にどの国で働きたいか、という事が一番の決め手だと思いますが。
最終的にはニュージーランドがいいなと思っているのでいいオファーだとは思っているのですが、もうretrievalしなくていいんだとホッとしていただけに結構悩みます。もちろん「年間4週間の有給+学会参加+病欠休み+retrieval翌日の休み+試験休み(1~2週間)」は付いているので、日本の労働環境と比べると圧倒的にいいのですが。。。慣れは怖いですね。