父の体調が芳しくなく、介護が必要になったため、心臓外科をしばらく休職することにしました。

私は卒後16年目(40歳)で妻・子供2人と東京で暮らしており、父71歳は熊本に暮らしています。留学が自分だけの問題ではなくなり、いろんなところで調整が必要な年齢なのかなと感じます。ですので、同じような状況の方の参考になればと現在の状況や思いを共有したいと思います。

 

父は獣医師で、熊本県で動物病院を開業していました。母は20年前に他界し、兄には障害があるので、父と兄は長い間二人暮らしをしていました。父は糖尿病と高血圧はあるもののとてもアクティブで、2019年には留学中の私達に会いに一人でニュージーランドを訪れたりしていました。それが、2020年1月に脳梗塞を発症してから急にアクティビティが落ち、今年の1月には歩けなくなり救急車で運ばれました。急いで帰省すると、部屋は荒れ果てており、テレビ電話で会った入院中の父は私のことを高校生だと思い込んで話していました。自宅の床に投げ出されていた父の手帳には、低下した認知機能を嘆くようなミミズのような文字列があり、その手帳の横には私の小さい時の写真が置かれていました(左から、兄・ママミー・父・私)。

 

 

3月末で職場を退職することに決めて部長に相談したところ、4月以降も状況が落ち着くまで休職にしてくれるとのことでした。

 

2~3月は、急にふさぎ込んでしまったり、わけもなく涙が出てしまったり、焦ったような気持ちになったり、とても大変な時期でした。幸い手術その他で大きな事故を起こすことなく過ごせたのは、家族はもちろんのこと、部長をはじめとした同僚の優しさやサポートがあったおかげだと思います。

 

現実的な面で非常に助かったのは、ケアマネージャーや病院のソーシャルワーカーの存在です。仕事上、それらの職種の方々と接することがありましたが、ここまで親身になって多岐にわたり助けてくれるものとは思っていませんでした。本当にありがたかったです。今回のことで一つ学んだことを挙げろと言われたならば、ケアマネさんやSWさんのありがたさを挙げると思います。万が一親御さんが介護が必要な状況になった場合にはまずこれらの方に相談するのが大切だと思います。とりあえず「地域包括支援センター」に連絡を取るのでもよいと思います。緊急の場合は、遠くにいても電話で対応してくださいました。

 

以上、休職までの事を書いてみました。次は、帰省後の事を書こうと思います。よろしくお願いします。