2017年チャレンジャーズライブ優勝者の山根先生に吻合動画を説明してもらいました。
動画本編では語られていませんが、山根先生は大阪大会で審査員の誰かが「東京大会の方がレベル高いですね」と小さく呟いたのを耳にし、「東京がどんなもんじゃい」と思いわざわざ東京の予選に乗り込んだことがあるみたいです。技術的な差はないと思うのですが実際大阪大会と東京大会とで何が違いましたか、と聞いたところ「東京大会の人はチャレンジャーズの情報を色々と知っていて、事前に準備をしてきている人が多い感じがした」とのことでした。持針器を持参していったり、審査員が注意して見てくるところを知っていたりみたいな感じとのことです。優勝した年には山根先生も持針器はもちろん、手袋、8-0の糸などを持参して望んだみたいです。そういった実力以外でどうにかできるところはしっかりとおさえていきたいですね。又、山根先生はもっぱら豚練習派でYOUCANはほとんど使わないとおっしゃっていました。豚派・YOUCAN派の戦いは続きます。
この企画を通してチャレンジャーズ出場者の方に話を聞くと、その場で審査員の人から指導されたこととか、チャレンジャーズで勝ち残るコツ(=臨床で上手くやるコツ)とか、心臓外科医誰もが知りたいとても重要な情報がたくさんあることがわかります。大きな会でお金もたくさんかかっているでしょうから、こういった情報は参加した人はもちろんですが、それ以外の参加できなかった、あるいは参加したくないけど色々知りたいな、という人のもとにも届いたらいいんだろうな、と思いました。
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ほんとに皆さん上手に吻合なさいますね。
尊敬いたします。