ニュージーランドにある2つの医学部の1つであるオタゴ大学の医学生が、学外研修で海外に行って研修せずにレポートを捏造していた、という事件がありました。

https://www.stuff.co.nz/national/education/117498784/otago-uni-finds-1-in-5-final-year-med-students-faked-work-placement-records

 

彼らは最終学年で3ヶ月海外で研修することができるのですが、医学生の中にはレポートをお金を出して捏造し、それを医学部に提出。実際にはほとんどを休暇旅行をしていた学生たちがいるとのこと。

 

この結果、50人以上の医学生が、卒業を取り消しになりました。

オタゴの最終学年には250人ちょっとの医学生しかいないので、5人に1人は卒業取り消し。

 

来年の研修医のポジションを狙う、海外医学部卒の医師にはありがたいことかもしれませんが。

 

日本では、私の世代では授業にほとんど出ずにクラブ活動に時間を費やしていた学生はたくさんいました。(私も含め)

今から思うと、本当に無駄なことをしたなあと思っています。

(ただ、授業自体も、ただのレクチャーで、実際の臨床にどの様に役にたつか、その時点ではわからない様なことばかりでした。)

 

今の日本の医学部教育と学生の態度は、私の時とは変わっているのでしょうか。

(変わっていることを期待しています。)

 

このニュージーランドでのニュースを読んで、日本の医学部についても考えさせられる今日この頃でした。