毎週金曜日になると、病院全体が浮ついた雰囲気になります。
手術室もご多分に漏れず、特に午後になると誰も止められない感じです。
僕は正直あんまり好きじゃないのです。
先週は、上司であるDr. Oの手術。
Dr. Jの手術終了後、17時よりcover。
忠誠心を見せました。
Impella挿入患者の緊急2弁置換術で、
諸々の経過により、IABP+ECMO+gauze packing/chest openで朝3時にICU帰室、更に土曜の昼からwashout。
今週は、北原BlogでおなじみDr. Tの手術。Team WADA Blog久しぶりの登場です。
Dr. Oとの手術終了後、こちらも17時からcover。
念のため、軽食で腹を満たしておきました。
LVADのOutflow graftのtwist?、kinking?のrepair。
結果としてOutflow graftをtwistして縫ってたんじゃん?という疑いは晴れたのですが、
諸々の経過によりLVADのpumpをexchangeする羽目に、
更に、諸々の経過により台座からexchangeする羽目に。
LVADに詳しくない方のために説明すると、電球の交換するのに、ソケットから交換するようなものです。
Dr. Tも、『Jesus!』を連発。
左開胸でのapproachだったのですが、Scrub Nrs.のアグネスは黙って正中切開用セットを用意。
陽気なAfrican Americanのウィラードも無口になってました。
手術は左開胸で切開をextensionする形で終了、
CPBは奇跡的に離脱、gauze packing/chest openで朝2時にICU帰室。
当然オフィスで仮眠をとり、昼に帰宅。
いい天気で、車の雪が少し溶けていました。
Happy Fridayはこうして終了しました。
Happy Fridayの浮かれた雰囲気がどうこうでなく、純粋にsick caseなのですが。
AN
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シカゴはProtekDuoあるからTお得意のRVADじゃないですかね。温厚なTがJesusを連呼するってってことは相当ですね。
大変な症例お疲れ様でした。
左開胸VADでポンプ降りれなかった時のback-upプランはどうする予定だったんでしょうか。Percutaneous RVAD+VADでしょうか、それとも鼠径そのまま使ってECMO+LVADでしょうか?