50 Vascular Surgery Landmark Papersから、
また、同じような論文になってしまいました。
まぁ、本のchapter順だから仕方ないのですが。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27707621/
Predictors of intervention and mortality in patients with uncomplicated acute type B aortic dissection
J Vasc Surg
合併症なしのB型解離。
2016年の論文。
2000から2014の294例のuncomplicated acute type B aortic dissection (uATBAD) の考察。
そのうち、しっかりとした入院時CTAのある156 caseの検討。
まぁ、53 %だけですな。
mean Age 60.6 yoで、average f/uは 3.7 yearsだそうな。
いろいろ検討して
・大動脈径 44 mm以上
・年齢 60以上
・偽腔径 22 mm以上
の3点が諸々のリスクファクターだったみたい。
一応、DM、h/o CVA、connective tissue disease、syncope on admissionもmortalityに対するリスクファクターだったみたい。
ちなみに、intramural hematomaとかpenetrating ulcerは入れてない。
classicなtype Bのみ。
偽腔径に関してはintervention-freeには有意差ありだったが、mortalityに関しては有意差なかったみたいです。
2005年にTEVARがFDA(アメリカの厚生労働省みたいなもん)にapproveされたので、その前のDataが入っているようです。
uATBADの294例のうち 24 %が再入院していたと、さらにそのうち43 %がmultiple re-admissionだったそうです。
また、43例でaortic interventionされたと。
内訳は
・10: endovascular repair
・11: open Asc. Ao repair
・23: open Desc/Thoracoabdminal repair
だったそうです。(重複あり)
下の図がKM曲線。
まぁ、解離の仕方はcaseによって諸々違うのでその辺がこの手のStudyの難しいところかもしれませんが、
大動脈径太いのは良くないということですかね。偽腔が広いのもね。
July 10, 2021
AN
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