50回到達。

ようやくといったところ。

 

昔読んで、個人的に好きな論文。

懐かしの韓国、Asan Medical Centerからの論文。

 

インドア派の私にとって、人生初海外が、社長(前教授、Dr. Y)のお供で行ったこのAsan Medical Centerでした。

ソウルのBig centerで、確かアジアで最も症例数が多かったと思う。

4000 case/yrだったかな。

大統領の家の近くのお店で、参鶏湯という、チキン丸ごと煮込んだ料理食べたのが思い出です。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22738096/

Early surgery versus conventional treatment for infective endocarditis

N Engl J Med

 

2012年はNEJMの論文。

RCTで、早期手術と、medical managementでのIEの結果を比較してる。

確か2010年にもretrospectiveなstudyでCirculationに論文出してた。

 

2006年から2011年、Asan Medical CenterでIEの患者さんを、

early surgery group 37 caseとconventional management 39 caseに分けて調査。

 

mean Age 46 yo程度、心機能はEF 60 %程度、腎機能も保たれている。

6割がたMitral、3割は脳梗塞起こしてる。

vegetationもmeanで14 mm程度、起因菌はViridansが3割、その他のStreptococciが3割

両者差は無い。

 

early surgery groupでは48時間以内に手術してる。

conventional groupでは抗生剤開始して、問題あったらurgentで手術してる。

結局conventional groupでも30例 (77 %)で入院中に手術してる。

手術までの期間は6.5 daysだったみたい。

 

で、結果は下図。

 

早めに手術したほうが良いという結果でした。

ただ、心不全等の再入院でもearly surgery groupで良かった。

 

まぁ、原因除去しないと抗生剤では限界あるということでしょうか。

比較的若い患者、心機能良好というcaseですがね。

 

私が心臓外科研修始めた頃の話ですが、Asan Medical Centerに行って社長が手術してたんですね。

今現在、Davinci Robotの研修ではAsan Medical Centerに行かなければいけないようです。

ちと残念ですね。

 

August 15, 2021

AN