先日、ひっそりと申し込んでいた心臓血管外科専門医の更新が無事認定されました。
アメリカ留学(実は臨床ですけどね)ということで2年延期、コロナでさらに1年延期していただき、無事更新認定されました。
外科専門医も完全ひも付きになってるので、認定されるのとされないのではえらい違い。
で、確か、昔は毎年専門医の試験に出題されてた弁輪拡大の話。
先日、ChiefのDr. Jがやってました。
Dr. Jは今年初めてシカゴ大学の心移植件数が60例/year 超えてご満悦なようです。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/5452289/
Hypoplasia of the aortic root. The problem of aortic valve replacement
Thorax
いわゆるNicksのOriginal paper、オーストラリアのシドニーはRoyal Prince Alfred Hospitalからの1970年の報告なんですね。
結構聞く病院、日本人でも留学していた方いるんじゃないかな?
いまは、大分アメリカ留学が一般になってますが、一時期オーストラリア/ニュージーランドが人気だった時期がありましたね。
まぁ、今は厳しくなってるのかな?
さて、個人的にはシカゴで2例、エモリーでは1例経験してます。
エモリーの時は、遮断解除してMR出ちゃって、心臓止めてring当ててた。
この報告では5例やって3例surviveしてます。
1960年代の手術で、心筋保護の様子も不明。
大動脈弁のNon-Cuspを、Non-Leftの交連側でCutしていくみたい。
個人的にはN-Lの交連でCutすると思ってた。違うんですね。
個人的には、bの図のように、LAをAoから剥離しておくのがpointかと思います。
Mitralにどれだけ切り込むんかは、書いてありませんでした。
で、追加の論文が下の論文です。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33124077/
どこまで、切り込むんかと、それぞれの弁輪拡大術式がまとまってる。
Nicksの場合、Mitralの前尖の起始部まで切り込むと書いてあります。
まぁ、Manouguianまで行くと大分複雑になりますね。
Happy Holiday
December 25, 2021
AN
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