月岡先生の記事を読んでいて最近自分の中で気づきがあったのでちょいとシェアしたいと思います。
かぶれていると思われるかもしれませんが、僕は日本にいた時から麺とかをすするのが嫌いで(もちろん他人には強要しませんが)そばとかでもあまりすすったりはしませんでした。なんとなくアメリカとかに来たとかに癖が出てマナー違反になったらやだな〜とか思っていたと思います。特に日本でパスタとかをすする人を見ると個人的にちょっとやだなとか思っていたのですが…
最近TEDtalkで A・J ジェイコブズさんの:私の朝のコーヒーを担うすべての人々に感謝する旅(以下リンク)
を聞いていてバリスタがコーヒーをテイスティングするときにスプーンに注がれたコーヒーを一気にすすって味とaroma(香り)を評価するということを知りました。これは味を感じる味蕾が舌だけでなく口の中の口蓋や頬などにも存在するからとのことでした。(一説によると日本人やアジア人はこれらが西洋人より多いらしいです)
これを聞いて”あーなるほどだから日本人は文化的に蕎麦をすするんだ!”と妙に自分の中で合点がつきました。
確かに自分はあまり蕎麦の香りっていうのを感じたことがなかったなあと思い、日本に帰ったらざるそばはすすって食べてみようと思いました。
くだらないことかもしれませんが、その国の文化背景には何かしら意味があるんだなあと気づいた今日この頃
頭ごなしに悪い文化(癖)と思うのはやめようとも思います。
科学的な解説有難うございます。勉強になります。味蕾が多いからすするんですね。同僚達に教えてあげようと思います。
月岡先生 グーグルで調べて見たら蕎麦はいわゆる香りflavorは少なくて食べた直後にふわっとくるaromaが強い食べ物だからすすって口全体の味蕾を使うのは理にかなっているようです。
また江戸時代に蕎麦は庶民が屋台で食べるファストフードとして普及したみたいなので早く食べるためにすするようになったってのも背景にあるようです。