お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。

 

今日の朝、ふと鏡を見たのですよ。

寝起きの変なおっさんが映ってました。現実をありのまま映し出す鏡というのは罪深き物ですよ、ホント。

 

しかし、現実を照らし出すものは役に立つことも多いのです。

最近、院内カンファレンスで使用するために術中ビデオを撮る機会が増えています。自分の手術を動画で改めて見ると、自分が思っているより効率的に動けていないことや、何をしているのか不明な無駄な時間が多いのに気づかされます。ここ最近はずっとフェローの西田先生が手術をして、それを助手側からずっと眺めてることが多いのですが、指導的助手の立場から針の角度や、縫う深さなどミリ単位で事細かにチェックして指導するのは難しいながらに可能な範囲内だと思っています。もちろんフェローが必要最低限の実力と”教えられ力”を持っているのが前提となるのですけど。しかし、手術室全体のコントロールや手術の流れの掌握については、自分でコントロールすることは容易いが、フェローにコントロールしてもらおうと指導するのは非常に難しいと感じています。手術のトレーニングに関して修練生の立場から「見るのとやるのは大違い」、また指導者の立場から「自分でするのとさせるのは大違い」とよく言われていますが、どの場合も自分は自分の目線から見たものしか見えないというのは共通していると思います。その点、第三者の立場から見た自分をありのままを映し出す動画という手段は非常に良いトレーニングツールなのではないでしょうか?

 

って、今さら??って声も聞こえてくるような気がしないでもないですが、つまり本題に入りますと、先日、第二回チームWADAウェブマラソン(ハロウィンバージョン)を開催しました。楽しく盛況のうちに終えることができたのですが、それ以来ずっと1ヶ月以上かかって動画編集と長い長いブログの下書きを削る作業を続けてきました。動画を編集していると、自分自身のコメントやボケツッコミが思っている以上に不甲斐ないことに気づき落ち込まずにはいられなかったです。本当に動画というやつは、現実をありのまま映し出し、寒いボケやコメントを否応無しに血祭りにあげる罪深きテクノロジーだと思いました、ホント。

 

というわけで、第二回チームWADAウェブマラソン動画をお楽しみください。

あ、もちろん私自身の寒いボケや寒いツッコミは全カットです! その代わりと言ってはなんですが、テキサスの刺客の下ネタは全カットせざるをえなかったですが、寒いコメント等はそのままにしてあります。どうぞご覧ください。

 

 

ちなみに寒いコメント全カットですら、この寒さかい!ってツッコミはなしでお願いいたします。