2019年チャレンジャーズライブ優勝者の渡邊達也先生に冠動脈吻合の教科書を担当してもらいました。

渡邊先生は豚で練習する派みたいです。お話を伺った中で最も興味深かったのは優勝した年とその前の年で何が変わったかという質問に対して、臨床で実際に手術をするようになったことが大きな違いなのかもしれない、と仰っていたところです。

チャレンジャーズの大会では豚の心臓を使っていますが、そもそもこれらのトレーニングは全て本番の手術をいかにうまくやるかを前提にしており、練習の練習になってはダメで、常に本番を意識していかないと、ということです。逆にいうと、執刀する機会が少ない、あるいは執刀した事ない若い医師や学生などは、練習時にいかにそこ(本番)を想像できるかというところが大事で、それこそまさにこれらトレーニングの本質なのでは、と思いました。勉強になります。

 

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