北原先生に私の冠動脈吻合の動画掲載の依頼を頂きましたので、誠に僭越ながらここにアップさせて頂きます。スマホはXperia premiumで撮影しましたが、画像が荒く古い映画のようになってしまいました。また、上手く喋れなくてグダグダしてしまい、北原先生には心から申し訳なく思っております。

私自身は2013年にチャレンジャーズライブの本選に出場させて頂きました。2012年は本選に進めず、2013年に念願の本選出場となりました。

 

これから初めてチャレンジャーズに参加される方のために、大会がどんな雰囲気でおこなわれるのかという事と、どういう評価項目があるのかということを簡単に提示させてもらいます。

 

まず、参加者数は東京と大阪でそれぞれ30~50名(計60-100名)で、その2か所の予選会から4人ずつ(計8名)が本選に出場できました(当時)。下の写真は予選会の様子です。他の参加者に前立ちをしてもらいながら、止まっている豚の心臓に冠動脈バイパス術を行い、それを御高名な先生方に評価してもらいます。午前中に練習をして、午後に評価だったと思います。皆さん本気なので、結構緊張感があります。中にはマイヘッドライトやマイガウンなどを持参し、本物の手術さながらに試技に臨む先生もいらっしゃいました。

 

 

次に、恥ずかしながら私自身の評価表を供覧します。まず2012年のものです。

2012年

 

上記のように審査員の方に各項目5点満点で評価して頂きます。残念ながら本選出場はならなかったのですが、知らなかったことや、出来ているつもりでできていなかったポイントが分かったので、次の一年間はそれらを重点的に克服するように練習をしました。できるだけ毎日youcanや豚で練習しました。次に、翌年2013年の評価表を供覧します。

 

1年間の練習の成果が出て、スコアをあげることができました(左から2名の審査員の方は2012年と2013年で同じ方でした)。これがチャレンジャーズ参加の意義の一つだと思います。やってみて、評価をして、改善するというサイクルはどの分野のトレーニングにも必要な事だと思います。10年目以下の先生方は、是非チャレンジャーズを利用してスキルアップを図って頂ければと思います。

 

次に本選の様子を供覧します。

本選に進んだ8名は別室で順番に豚のCABG(少し拍動する)をします。その様子は、上の写真のように、大部屋でコメンテーターを含め沢山の方に観られます。コメンテーターの方8名が一人ずつ一番上手だと思った吻合に票を入れて優勝者を決めるようです(多分)。2位という結果で反省すべき点も多々ありましたが、自分のスキルを向上させることができたという点でとても意義のある大会だったと思います。

 

私よりも上手な人は沢山いると思いますが、若い先生方の成長に少しでも貢献できるようにしたいと心から思っておりますので、質問などありましたら遠慮なくおっしゃって下さい。