続きになります。
2017年9月から2020年8月まで3年間、Emory Universityに在籍してました。
Totalで600例程度のScrub、Main執刀は150程度でした。
一番大きかったのは、USでやっていける/やっていこう、という気持ちになったことかもしれません。
やっぱり、英語でのcommunicationはpainfulで、いろいろ失敗しました。
Emory自体は、古いシステムで、いわゆる何でもResident/Fellowをコール、伝言ゲームという感じで、
それはそれは辛かったですね。
あとは、ジョージア州では、正規のTrainingを終了していないものにはFull Lisenceは発行されないので、
Attendingになるという、次の道がなかったのは残念でした。
また、当時は、International fellowに対してJ-1 VISAのみ発行していたので、
私はJ VISAで研修をスタートすることになり、2-year ruleの縛りに苦労しています。
Robert Guyton(現在はsemi-retire)、Edward Chen(現在はDuke)、Michael Halkos、
Douglas Murphyといった、
年間300-400例執刀するようなTop Surgeonの手術を経験できたの良い経験でした。
自分の場合、移植、補助循環の研修をするためにアメリカに来た、という目的があったのですが、
3つの病院をローテーションする関係や、
移植関係は正規ResidentのChiefがcoverするという暗黙のRuleがあったので、その点では不十分でした。
私が研修したころはまだ、Sub-specialityのFellowがなかったので、
希望により、Structual TeamやRobotをRotateすることが可能だったのですが、
現在は、Sub-specialityのFellow programが確立されている関係でその辺は不明です。
アトランタは温暖で、物価も安く、住みやすい環境でした。
日本人コミュニティもあったようなのですが、特にかかわりもなく終了してしまいました。
あと、EUHMに、日本人の夜勤Nrsの方がいて、
その方が勤務の際は毎回おにぎりを差し入れしていただいていました。美味でした。その方に、
『アメリカ人は基本的に人の話を聞いていないのよ。Speak Upしてはっきり言えばいいのよ。
言ったもん勝ちよ。』
と言われて、気が楽になったのを覚えています。
また、初めの頃、日本から、大阪市立大学(名前が変わったみたい)から、
高橋先生がRobotの見学に来ていて、焼肉屋で、よー愚痴を聞いてもらいました。
この2人には本当にお世話になりました。
思いつくままに、振り返ってみました。
February 15,2023
AN
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