今回の胸部外科学会参加のもう一つの目的は、チームWADA三本柱(ある時期の巨人でいうと、斎藤・槇原・桑田)にお会いする事でした。「初対面の時は陽気な感じで行こうか、クールな感じで行こうか、それとも。。。」と考えながら京都駅でボヤっと道に迷っていると、同じくボヤっと道に迷ってらっしゃる北原先生に遭遇しました。「あ、どうも初めまして、烏丸線こっちですかね。。。?そもそも何て読むんですかね。。。からすまる?」で始まり、合議の結果、逆方向に歩いて行くという運命的な出会いでした。私が独身女性であったならば、そこから恋が始まるというパターンだったと思います。不徳の致すところで申し訳ありません。

 

太田先生にもお会いでき光栄でした。画面越しに拝見し想像していたイメージと同じで、とても優しく面白い先生でした。あれほど接しやすい感じの人には今までお会いしたことがなかったので、裏があるのではないか(実は術中豹変されるタイプなのではないかとか)と探り探りのトークとなってしまい申し訳ございませんでした。次回お会いした際にはもう少し自然体で御挨拶させて頂けると思います。

 

幸田先生には驚かされました。まず新潟の御出身だとは思いませんでした。次に、言葉選びがとても巧みだなと思いました。一番感銘を受けたのは、バスで知らないおばちゃんに話しかけられた際に、さも昔からの友人と話すように気さくなトークを繰り広げていらっしゃったことです。僕だったら30秒くらいで終わるトークを、バス乗車中の15分間延々とされていました。勉強になりました。もう少しお話ししたかったです。

 

このお三方とともに、指導医講習会をキャンセルして、サントリーのビール工場に見学に行って参りました。サントリーのビールづくりに対する並々ならぬ情熱にほだされて少し飲み過ぎてしまいました。心に残ったのは「泡はビールの履歴書」という言葉です。心臓外科分野でもこんな感じの言葉があるとかっこいいですよね。