こんにちは!Team WADA学生インターンの国際医療福祉大学医学部医学科4年の松本カンナです。

今回は、第2回USMLE勉強会についてのレポートです!

USMLE勉強会は、USMLE STEP1 を受けようと思っている人向けで、毎回器官別のテーマを設け、日本語と英語を交えながら行っています。

今回の勉強会は、呼吸器疾患がテーマでした。

低学年の参加者が半数を占めていたため、参加者全員に発言の機会を提供し、質問や気になることはみんなで一緒に考えるスタイルを取りながら、心理的安全性を保とうと務めました。

普段は問題を提示したあと、症例についてブレイクアウトルームで話し合ってもらっているのですが、今回は参加人数が少なかったため、メインルームでみんなで意見を交換し合うスタイルにしました。PGY1の阿部先生にアシスタントをしていただきながら、質の高いディスカッションが出来ました。

今回は呼吸器疾患を2症例扱いました。

どちらの症例も閉塞性肺疾患の診断で、肺気腫の病態を示すものでしたが、片方の診断は COPD、もうひとつの診断は α1 antitrypsin (AAT) deficiencyでした。

喫煙歴のある高齢者ではCOPDがlikelyになり、喫煙歴のない若年者ではほかの病態(コラーゲン代謝異常や遺伝性疾患など)も想起するべきであることを勉強しました。

また、胸部X線の所見では、panacinar (汎細葉性) の病変をみたらα1 antitrypsin deficiency を疑うのに対し、centrilobular (小葉中心性) の病変をみたらCOPDを疑うといった、「step的」思考も学びました。

第2回USMLE勉強会のプレゼンターを担当した感想です。

私は今回、初めてこう言った勉強会のプレゼンターを担当させていただいたので、どうやれば参加者さんにわかりやすく伝えられるかな…など悩み、とても不安を感じていました。

いざプレゼンしてみると、参加者の皆さんも活発に沢山意見を出してくださり、ディスカッションが盛り上がって、プレゼンターの自分も学ぶことが多く、満足な気持ちで終えることができました。自分一人で勉強するよりも、皆で話したことのほうが印象に残るような気さえします。

インターンの皆さんも是非プレゼンターに挑戦してみてください。

STEP1のモチベ維持や知識確認のために、定期的な勉強会を利用してこれからも一緒に勉強していきましょう!