以前ライブに出演させて頂いた時にこの重要性をお話ししたのですが、先週のミシガン大学心臓血管外科 福原進一先生の回を見て改めてそう思いました。

 

福原先生と僕は実はとても縁があります。今から13年前、たまたま二人とも別々に日本からニュージャージのカプランUSMLE CS講習を受けに来ていて、米国現地で知り合いになりました。しかも講習翌週のCS本番が同じフィラデルフィア会場の同一日、しかも泊まるホテルも偶然一緒という事で、講習終了後からはホテルでCSの練習をお互いにしたりして頑張りました。その際にお互いに将来の目標などを話し、内科と外科の違いはあるけど、お互いに絶対にレジデントになって米国に来ようと言って、最後フィラデルフィアのペンシルベニア大学病院周辺を二人で歩きながら、お互いの健闘を祈って別れました。その後再会する機会になかなか恵まれなかったのですが、お互いレジデントに入り込み、フィラデルフィアで別れたその8年後に、彼は大動脈外科フェロー、僕は治療内視鏡フェローとして偶然同じ年にフィラデルフィアにあるペンシルベニア大学でトレーニングすることになり、臨床研修への目標を達成した者同士でフィラデルフィアの大学病院で再会しました。当時僕は内視鏡手技を手術室ですることも多く、僕たちの隣が心臓外科で、手術の合間によく二人で話していたのを思い出しました。

 

福原先生がライブで話していたことは、13年前に僕に話していたことと変わらず、目標に向か
てたゆまぬ努力をする姿勢に、僕も改めて刺激と明日への活力をもらいました。