Vascular Closure Device (VCD)のはなし。

先日、土曜日の昼にICUでsubclavian IABP(シカゴ大学お得意、局麻でpunctureで挿入する。)の抜去をすることになりました。

(大概、朝呼んでくれればよいのに、昼になる。そしてあぁだこうだで1-2時間かかる。)

 

Angio-SealというVCDを用いて抜去するのですが、何と『Miss Fire』、1時間manual pressureする羽目に。

 

ゴルゴ13でいうところの、第15巻、アクシデンタル(下図)の状況です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24878237/

Percutaneous vascular closure using an anchored collagen plug provides effective haemostasis following both antegrade and retrograde femoral arterial punctures

Eur J Vasc Endovasc Surg

 

AngioSeal使いだしの頃かな?

2014年の論文。

放射線科からの2010-2012年のAngio Seal 519 caseの報告。

Antegrade/Retrogradeで271/237 case、ほとんどが6Frのシースで、6FrのAngio Seal使用、結果として

サクセスrateは91.1 %/96.6 %、大分いい。

FailureはAntegradeで8.9 %、Retrogradeで3.4 %、deployの失敗、僕の場合と一緒が最多で5.5 %/2.2 %みたいです。

おそらく、深いgroinなんかでsheathが屈曲したりしてうまくいかなかったのではと考察してます。

総じて、安全という結果みたいです。

 

 

September 20, 2021

AN