2020年アカデミー賞作品賞を受賞したパラサイト、観てからもう2週間経ってしましました。
プチレビューしたいと思います。ってか観てる人もたくさんいるし今更レビューに意味があるのかな笑
まあいいや自己満です。
ポンジュノ監督がとにかくすごいって話 個人的にすごいと思った点以下
・韓国の経済格差をかなりリアルに描いている、各国では北朝鮮の攻撃に備えて昔作った地下になってる防空壕的な?建物があり 今ではそこは日本でいうトイレバス共用の4畳半的な格安物件になっている
・物語はそこに住む貧乏のキム一家が経歴詐称など作りこまれた”計画”で金持ちのパク家に取りいり一家全員職を得て寄生するっつー話で、その過程はコメディタッチで痛快で面白い
・しかもその裏に韓国の社会問題のリアルが垣間見えるのも又可笑し、キム家は貧乏だけど皆割とハイスペック、長男は4浪してるけど大学に入れない(韓国の受験戦争は日本より熾烈らしい..)韓国の若者はよっぽど良い大学、良い企業に就職しないと成功できない。警備員の募集に大卒が殺到するというセリフもある。
・前半は上記通り韓国の経済格差っていう社会問題を背景にキム家が痛快に金持ちに取り入っていくコメディだが、あるシーンを境に状況は一変しサスペンスに変わる。キム家がむしろ追い詰められるハラハラする事態に変わるのだ、そこで明かされるパク家にあった秘密もなかなか衝撃。
・物語を通してセリフなどに伏線が多く、観終わってからも”ああ、あれそういうことだったんだと楽しめる”
カメラワークも終始貧富の差を如実に表すような縦割りのカットが多く 記憶に残る
素人でも色々考えさせられストーリーや構成も抜群でした!初の外国作品アカデミー賞作品賞受賞で、思いっきりトランプさんが批判してましたが笑 これはオスカーとるわすげえ
最近はアカデミー賞特に社会派じゃないと作品賞取れないんじゃないかってくらい、人種問題、経済格差を描いたものが多い。個人的にはハリウッドの輝きみたいな作品にもたまには受賞して欲しいのですが…
2017年にあの ララランドが受賞できなかったのを観て、ああもう社会派以外取れないなと感じてしまいました。
個人的にはあれはミュージカル映画の最高傑作です。
長くなったんでパラサイトで出てきた”チャパグリ”クッキングは次回にしたいと思います。
私もこの映画に衝撃を得ました。誰が誰のパラサイトなのか、話が進むにつれて新しい気づきがある、と言う感じ。音楽もとても良かったです。
コメントありがとうございます。社会風刺の側面もありながら、エンターティメント作品としての奥深さに舌を巻きました。
話が進むと新しい気づきがあると言うのもその通りですね。
音楽はあまり気にしていなかったので、2回目見るときには注目して観たいと思います。