お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。

 

クラブハウスがすごい勢いで流行ってますね。

というかこの記事が掲載される頃には、クラブハウス疲れ、とか、クラブハウス症候群(?)などのアンチクラブハウス記事が出回る頃でしょうか。時代を変えるかもしれない新進気鋭なものが出現すると、徹底したプラスとマイナスのぶつかり合いが起こるのは、いい意味でも悪い意味でも、もはや立派な日本文化だと思います。そして日本人気質を反映して賛成派も反対派も徹底的に極論を突き詰めて議論するので相容れないまま時間が議論を希釈化し、最終的には良識的な範囲で自然とホントに良い物のみが生き残る感じなのだと思います。もちろんプラスもマイナスの両方とも消えていくことも多々あるわけですけどね。

 

例えば私が高校か大学生の頃、携帯電話が一般に出回り始めたわけですが、いち早く携帯に飛びつく人と頑なに携帯を拒否する人とに分かれるわけです。なんか新しくてカッコイイそして便利だ!って軍勢と、24時間どこにいても誰かから連絡が来るなんて嫌だ!の軍勢の戦いです。どちらが勝利したのか結果は今の時代に生きる人ならご存知ですね。今や携帯はなんなら財布よりも、病院のIDよりも大切なものになってしまいましたね。携帯は我々の生活を支配し、携帯を支配するものは世界を支配するのです。言い過ぎですかねと思いましたが、あながち言い過ぎではないような気もしますね。

 

私はというと。。。プラプラしています。

二酸化炭素で満たされた箱の中に吹き込まれたシャボン玉みたいな感じで、上へ行くでもなく下へ行くでもなく、ただ物理の法則に則ってそこでプラプラしています。気楽に物理法則を楽しんでいるのですが、外部からの物理刺激にはなすがまま受動してしまいます。簡単に言いますと、つまりは新進気鋭で最先端をさらに先取りし考える前にすでに行動し終えて一周まわってゲイ疑惑でかつネコ派の時代の寵児こと北原代表は、ブログ、ユーチューブ、ツイッター、そしてクラブハウスとSNS界のカルテットをいち早くコンプリートし爆進しているわけです。そして私はその全てで煽りをくらって、、、もとい、フレミングの法則によるローレンツ力のごとく物理の法則に従い受動的に動き始めた次第です。結果的に上記全てで副代表のアカウントを持っております。

 

先日、北原代表が主催するクラブハウスの企画の一つにこっそりお邪魔してみました。そこには新しいものに興味津々で時代の先頭を走る夢と希望へのエネルギーに満ちた方々がたくさん集まっていました。究極の受動態で生きている私にはとても眩しい世界。常に新しいレストランを開拓し、行きつけのレストランでは新メニューに飛びつくような後ろを振り返らない意識の飛び抜けた人たち。こういう人たちが世の中を変えていくのだと思うのです。

 

火、紙、電気、インターネット、携帯電話、スマートフォン、ガンプラ、YouTube、Uberなど、これら所謂Game Changerと言われる世に革命的な影響を与える何かを生み出し成し遂げる人たちというのは、先進的な何かにずっと触れて常に考え続ける人たちに多いのではないかという気がするのです。

 

疲れますよね? そう、そんなことを意識してると疲れるのです。

先日の北原クラブハウスを拝聴したときに感じたのは、みんな前を向いて生き生きしてるのですが、同時に「ソワソワ」しているのが肌で感じられました。みんな、何かこの新しいクラブハウスってものに乗り遅れないように、みんなに取り残されないように、水面下で必死に足をバタつかせているようでした。会合が終わればみんなどっと疲れてるのだと思います。でもそれでイイのだと思います(何様やねん?!)。そして、それについて行けずシュンとしているクラブハウス難民「24時間どこにいても誰かから連絡が来るなんて嫌だ!」のカテゴリーの人もそれでイイのだと思います(何様やねん!? 2回目)。

 

 

かれこれ25年以上前にUFO仮面ヤキソバンが一世を風靡する以前からカップ焼きそばというのは世に存在していました。カップ焼きそばというのは湯切りするときに限られた時間の中で麺がこぼれないように、そして手をヤケドしない様に卓越した技術を必要とし、集約的訓練を要する食うか食われるかの代物でした。ずっとそこにあるカップ焼きそばはそれですでに完成した物であり、カップ焼きそば道を習得した湯切り勝者だけが食べられる崇高なものとして存在し、その湯切りについてなんら疑問を持つものではなかったのです。カップ焼きそばが古き良きものになるほど時代が過ぎたのちに、上記写真の現状で利用可能な技術のみを駆使しいわゆる発想の転換による全く新しい湯切りシステムを発案した人はまさにGame Changerですよね。一体どんな人が発案したのでしょうか?新しいメニューを頼む人?クラブハウスで無双する人?それともソワソワしてる人?もしくは二酸化炭素上のシャボン玉の様な人?どこのどの立ち位置にいててもイイのだと思うのです。ただこの湯切りシステムに「推進派」「反対派」が存在しないように、ほんとのGame Changerにはプラスもマイナスも打ち消して議論自体を消し去る圧倒的なパワーが必要だということです。目から鱗の革新的アイデアは、時代の最先端を進む人にも、時代の流れに逆らって古き良きものを咀嚼する人どちらでも想到し得る可能性を秘めているのです。

 

だから、ソワソワしてても大丈夫です(だから誰やねん君は?!)。来たる日の戦い(?)に備えてまずは疲れを取るところから始めるといいでしょう(メンタリストか?)。あなたの疲れた心に愛のふりかけを。おっさんずラジオVol.3 「全裸ラジオ」。どうぞお楽しみください。