アマゾンのレビューに僕の活動の全てを記した人がいました。あまりに詳細に説明してくれてるのでTwitterに載せようと思いましたが、長くて無理でした。なのでここに載せます。レビューを書いてくれたMt whiteさん(たぶん白山さん)、ありがとうございます。

 

チームWADAの総力を結集した決定版留学本で、時代を先駆ける新感覚な知的体験を!

 

本書は近い将来に日本人(日本生まれの日本育ち)が日本で働くことが当たり前ではなくなり、働く場所を自分で選ぶ新しい時代を先駆けている最新留学情報本です。
様々な医師の留学ライブインタビュー・留学ワーク・留学ライフを読むと、個性的かつ想定外な行動力等に驚き、人事を尽くして天命を待つの格言にふさわしい凝縮ドキュメントを垣間見るのはとても刺激的です。
留学や海外移住は日本人にとって深いテーマで、時代を先駆ける医師の留学経験であるが故に心に響く視点を見出せたり、米国医療事情等からも医療を含む日本や日本人であることへの思いを巡らすヒントにも繋がるかと思います。

本書の編集者の北原大翔先生は、在米心臓外科医師として留学情報発信NPO法人(米国大使館後援)チームWADAの代表を務め、毎週留学医師ライブ発信をしている、親しみやすいオリジナリティに溢れたチャンネル登録者数急上昇中のクリエイティブ系YouTuberでもあります。
YouTubeチームWADAチャネルは、わかりやすそうな心臓血管外科情報動画を検索した際に偶々知りました。
留学医師ライブが書籍化されると知り、未見である留学医師ライブコンテンツも多く、留学用語も知らないため本書をガイドとして活用したいと考え購入しました。

臨場感溢れる留学医師ライブも視聴できるのがベストですが、本書があれば様々な留学経験と情報の要点を時短で効率的に把握できます。
本書はポップで綺麗なカラービジュアルで写真も多く、興味がある項目からピックアップして読める構成と、見出し項目がシンプルでわかりやすく、ポイント文章にマーカーラインが引いてある読みやすい工夫が良いです。
本書記載のQRコード経由で、インタビュー・関連情報や動画・SNS等へスムーズにアクセスができる工夫も嬉しい限りです。

YouTubeではお馴染みの北原先生の留学ライフを象徴するキーグッズに彩られた表紙や、スコティッシュストレート猫のシンゾウ君のキュートなイラスト等も楽しく、随所に留学用語の解説案内や北原先生のまとめもあるため、気負わずに読めました。
本書は外科医でドラマ泣くな研修医の原作者、中山祐次郎先生も全面企画・協力しています。
北原先生と中山先生の対談と北原先生が執筆したコラムでは、書籍化に至った驚きのエピソードや、北原先生の留学ライフのユニークでカルチャーショック的なトピックや男子ごはんも沢山登場し、とても読み応えのある一冊です。

また北原先生は心臓外科医とYouTuberの二足の草鞋をこなし、膨大なコンテンツ発信を絶やさず、コラボ企画を除けばおそらく一人で発信していると思われるチャンネルのクオリティは高いです。
本書とYouTubeでは、北原先生が心臓移植手術を実施した1日が紹介されています。
手術前後の雰囲気や解説はとても興味深く、併せて北原先生渾身のクリエイティブ系力作で、シンゾウ君も登場する外科医の米国モーニングルーティン動画は斬新かつ大爆笑必至なので、気分転換がてらに視聴する価値は存分にあります。

他にも留学情報が満載なチームWADAチャンネルには、医療系なんでも対談や質問箱等多種多様なコンテンツが豊富にあり、専門用語は多くても視聴すればするほど、日頃はほぼそんな機会もない医療系対話の脳トレになるような気がするのもメリットです。
YouTube事情に詳しくはありませんが、本書の内容を一層拡充し、笑いもある動画を含めた希少性が高い医療知的エンタメをYouTubeで視聴できるのはとても有り難いです。
本書を含めた米国医療事情を知ると、改めてER等の米国医療ドラマも視聴したくなりました。

まとめると、本書は留学を成し遂げるために必要な戦略を練ることができる実用情報書(アンケートデータの解説・海軍病院解説・USMLE徹底分析、医師のタイムテーブル・スケジュール等が充実)であり、北原先生らが少人数でシカゴ大学フェロー留学中にチームWADAを結成後、僅か5年弱で到達し得たマイルストーンでもあると感じました。

最後に、若い医師や医療者の方々や留学に興味のある学生さんが、もし本書とチームWADAチャンネルに出会えず、若い時代に留学への夢と海外の医療への視野も広げられる貴重なチャンスをうっかり逃してしまうのは非常にもったいないです。
医療と海外に興味のある方はぜひ本書とYouTubeをシンクロさせて、新感覚な医療系留学の世界を堪能する知的体験をお勧めしたいです!