先日EBMと合同で第2回Online手術トレーニングライブの生配信を行いました。今回は指導者の月岡先生と挑戦者の渡部先生にそれぞれ冠動脈吻合を行ってもらい、それを見ながら皆で色々なことを話しました。月岡先生は流れるようなニードルワークから左手の鑷子の使い方、視野の出し方など「さすが指導者」といった感じの雰囲気でした。挑戦者の渡部先生は初めてのオンライン吻合でしたが「こんなに手が震えるとは思わなかった」と非常に冷静かつ客観的に驚いていました。

 

今回面白かったのはこの緊張(?)による手が震える現象で、どれだけたくさん練習していても、練習中は全く手が震えることがなくても、本番になると手が震えてしまうというものです。今まで何人か冠動脈の決勝出場者の先生に話を聞いてきましたが、ほぼ全ての人が同じようなことを言っていました。しかし、この先生達はいずれもその震えを最終的には克服(共存)して決勝進出・優勝を果てしています。もちろん練習をたくさんやる、というのは最も重要だと思いますが、一体何が震えを生み出し、何がその震えを克服させるキーとなるのかを探究すれば、新たなトレーニング方法を産み出せるのではないかと思います。

 

アーカイブ動画があるのでぜひご覧ください。中堅外科医と若手外科医の手技の違いを比べて見てみるのもいいかもしれません。あと、終始白石さん頼み感はありました(白石さんの動画シリーズはコチラ

 

https://youtu.be/tZoLHqwXIEk

 

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