非常にかっこ悪いのですが、表題の通り2CS落ちました。。。
受験前後で結構強気の発言をしていた手前、とても恥ずかしいです。ごめんなさい。そして、ひそかに英語に自信を持ちつつあったのでショックです。
恥ずかし過ぎるので、そっと心にしまっておこうとも思ったのですが、ブログに良い事ばかり書いているのもあれだし、おそらくこうやって傷をオープンにした方が後々良いような気がしなくもないので、ここに公開させて頂きます。実名でCS落ちを報告している症例はあまりないと思いますので貴重と言えば貴重かなと思います。
結果が届いたのは10月中旬、家族で初めてディズニーランドに行った帰りのテンションマックスの夜でした。試験の手ごたえから合格を確信していた私が「Fail」という文字を見て最初にやったのは、風呂場に行くことでした。普段以上に丁寧に体をあらい、髭も剃り、何度も湯船に出たり入ったりして、酔いを醒ましました(全然酔っぱらってはいなかったですが)。部屋に帰って改めて結果を見ると、そこにはもちろん「Fail」と書いてありました。「Oh shit!」とつぶやきました。
ICEとSEPがともに合格に届いていませんでした。自慢ではないですが、GOLD USMLEの直前模試では約20人のネイティブ(と非ネイティブ達)を押しのけて堂々の2位で表彰されましたし、本番も同じような感じでやることができました。なのに、なんで。。。
ゴールドUSMLE直前模試の結果を供覧します。
考えられるのが英語力の問題です。慣れたと思っていたもののやはりネイティブに比べると見劣りするので、それが原因である可能性が高いと思いました。3年前の私のIELTSは総合8.0で、Speakingは7.5、Listeningは8.0でした。そして、その後の約4年間の臨床経験を経てさらに英語力は伸びたと感じています。実際、臨床の現場では患者さんが何を言っているかわからないことはそう多くないですし(0ではない)、伝えたい事も何となく伝えることができます(100%ではない)。しかし、そこが落とし穴だったのかもしれません。USMLE受験で有名な瀬嵜先生の記述を読むと、このなんとなく英語には自信があるけどネイティブではない中途半端な人が危険だと書いてあります。変なアドリブを入れてしまったりするからだそうです。耳が痛いです。
不合格後(心の回復を待って)、自分の英語力を改めて把握するためにVersantというスピーキングの試験を受けました(スマホで20分のOutput系のタスクをこなし、5分後に結果がでるという優れもの。一回5000円。)。80点中65点と、受験者2000人中30位で、日本人の中では結構いい順位に見えます。しかしながら、総評を読むと「ネイティブとそれなりに会話できるけど、ネイティブではない」。旨が書いてありました。要するに中途半端なんですね。
実際、試験本番では、(臨床では経験したことがないくらいの)速い英語を聞き取れないケースが何回かあって聞き返してしまいましたし、質問に対して(テンション上がってしまって)気の利いたジョークを交えた(つもりの)答えをしてしまった気がします。
中途半端な英語力とプライドは2CS受験の足かせになるということを身をもって学びました。
現在は、英語力自体をアップさせるべく、TEDトークを1.25倍速で聴いたり、シャドーイングをしたり、映画を観たり、オンライン英会話をしたりすると同時に、2CS特有のやりとりをマスター(暗記)するように日々取り組んでおります。
上記以外にも問題はあったと思いますので、のちのち書いていこうと思います。
アドバイスやサジェスチョンは大歓迎です。私の失敗がきっかけで、有意義な情報がここに共有され、これから受験する方々の役に立てば本望です。
お疲れ様です。岡野です。
昨日、人づてで先生の試験結果のニュースを聞きました。去年からCSが難しくなって日本人の合格率下がったと聞いた時は、不安商法系の煽りだろうと思ってましたが、先生のブログを読んで本当だったんだと思いました。
CSゆとり世代の自分がアドバイスというのもおこがましいですな、自分はカウセリングや細かい説明なし(ほぼ全例)、SPの英語が聞き取りにければ「最後に質問は?」すら無し(2-3例)、共感を示すようなフレーズもほとんど無し、時間を余らせて部屋を出てカルテ書きに時間をかけるという、臨床家としてはあるまじき態度で臨み、CISも含めて3要素全てボーダーにかかるくらいでした。受けたのは2017年で合格基準がゆとりだったので今なら落ちてると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
岡野先生、ありがとうございます。私も不安商法系のやつだと思っていました。本当に難しくなっていると信じたいです。
なるほど、余計な事を話さないことが大事なのですね。肝に銘じます。
先生、優しさで頂いたコメントへの返信としては不適切かもしれませんが、また何か御寄稿文を賜ることは可能でしょうか。。。?前回頂いた記事がとても面白かったので。。。御検討頂けましたら有り難いです。
承知しました。またできたら送ります。
ありがとうございます!!お待ちしております!!!
先生は、カッコいいですよ。更にファンになりました!
キープインタッチ メイト(笑)
ありがとうございます。本当は一発で受かって、余裕ブログを書くつもりだったんですけども(笑)
お時間ある時に、先生の御寄稿を是非ともまたよろしくお願いいたします!
また面倒ですが、家庭教師やとって、もう一回うけて、とおせばいいんだとおもいます。
がんばってください!
はい、ありがとうございます。真摯に取り組んで、次はきちんと受かろうと思います。
総会ありがとうございました。先生のこの記事は令和一学ぶことの多い文章になっていると思います。やはり人間、うまくいっていることよりもうまくいかなかったことから学ぶ方が多いです。共有いただき本当にありがとうございます。僕からアドバイスはないんですが、体験談を少しだけ。僕は当時(今も)英語はほとんどできなかったので完全にワードを暗記していました。余計なことは全く喋らなかった(喋れなかった)と思います。よくわからないことを言ってきたら「大丈夫かい?」「僕がここにいるから安心して」と謎の優しさワードで誤魔化し(誤魔化せてないが)、出来るだけ自分の聞きたいことだけを聞いてそれをノートにまとめる作戦でいました。今は通用するかわかりませんが当時はそれで通りました。あと、dr PUMAという怪しいインド人に家庭教師をお願いしました。まぁまぁ高いですが、僕が知る限り受講者は100%受かっています。
あと、よっさんがコメントしてて驚きました。
総会こちらこそ楽しかったです。有難うございました。令和一を頂き光栄です。ワード暗記、優しさワード、Dr.Pumaですね。その線で行こうと思います。アドバイスとてもありがとうございます。
実はCS直後の月岡先生にご教示願っていたのです。。俺も令和一の優しさワードを暗記するぞ〜!
落ちた試験の直後に色々偉そうにすみませんでした。。。お互い頑張りましょう!
先生の英語が悪いのではなくて、恐らく本番で少し早口になったりするのが問題なのではないでしょうか。知り合いで帰国子女の人でも落ちたという話を聞きます。僕でも大丈夫だったので、プライドを捨ててゆっくりしっかり喋ったら絶対大丈夫です。聴き直す時もサマライズするようなふりして聴き直すのが良いと思います。
あと、聞いたことをノートに全て反映しないとiceの点数が低くなります。iceに占める模擬患者の割合はかなり少ないはずですから。今は自分が受けた時と変わっているかもしれませんが、結局採点するのが模擬患者と、ノートをレビューする人なのでそれに合わせてやるしかないのではないかと思います。
ゆっくり喋る、サマライズ調の聞き直し、聞いたことはすべて反映させる、ですね!とても参考になります!!ありがとうございます。
先日はライブな体験談を共有してくださりありがとうございました。アドバイスでもサジェスチョンでもありませんが、ただただ感謝をお伝えしたいと思っています。
先生にお伝えした通り、僕も2年前にSEP落ちしてひたすら英語力の向上に努めています。当時はオレゴンにいて、数週間実験もやすんで、日本人も米国人も友達という友達には片っ端からFIRST AIDを渡して症例役をやってもらったので、落ちた時には果たして彼らにどう言ったらよいものかと本当に辛い気持ちでした。僕も受験体験記はブログで書きましたが、今でも不合格の知らせはそこではできていません。不合格の知らせをこうして堂々となさって、次のチャレンジャーのために胸を開いてくださっている先生の姿勢には本当に頭が下がります。これまでなんとなく次の受験をしようと思いながらも、怖くて勇気が出なかったのですが、先生とお話ししてまた受験してみようという勇気が湧いてきて、来年学会でLAに行く時に受けてくることにしました。先生の姿勢は僕に勇気を与えてくださっています。
今後も先生のますますのご活躍を祈念しています。
吉野先生、先日はお話できて嬉しかったです。ショックはショックなのですが、次の一歩を進めなければいけませんので、自分を奮い立たせる意味で公開させて頂きました。しかしながら、恥ずかしいは恥ずかしいですね(笑)
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
月岡先生のように、すでにネイティブと一緒に仕事もできるレベルでIELTSなんか私よりも良い点でニュージーランドにいらっしゃったから、Spoken English Proficiency (SEP) が合格点でなかったと言うのは、かなりがっかりしますよね。でもCommunication and Interpersonal Skills (CIS)は合格したのだから、患者役のアクターからのコミュニケーションに関する評価は良かったのではないでしょうか。
英語がネイティブ並みであれば、英語を喋る国でのコミュニケーションが楽なので勉強をさらに重ねることは役にたつと思います。ただ最終的に月岡先生がこの先どこで何をしたいか。(NZやOzで専門医になれば、専門医としてアメリカで受け入れられるのにstep2 CSを受ける必要はないでですよね。)それにより、どこまで英語の勉強に時間を費やすかも決まってくると思います。
試験に落ちるのは悔しいですよね。私も嫌いです(好きな人はいないか…)。
ただ歳をとってくると、嫌なこと・経験したくなかったと思うことがあって、その真中では辛い思いをしても、最終的にはそれを糧にして、色々学ぶことがあるなあとよく思います。
ちなみに月岡先生は2020年1月は日本にいらっしゃいますか。1月7日ごろから10日ぐらい東京、名古屋を中心に滞在する予定なのですが、もしも予定があえばお会いしたいです。
野田先生ありがとうございます。楽勝だろうと思っていただけにショックを受けております(笑)基本的にはずっとNZにいられたらと考えているのですが、それが叶わなかった時のためにUSMLEを受験しているところです。1月はおそらく日本にいると思います。その際に是非お会いできればと思います。